【H×H】幸福と不幸Ⅶ【キルア】 (ページ22)

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307話ページ22

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砂埃が舞い、シュートの姿が見えなくなる。
私はキルアと顔を見合わすと、衝撃の事実に気がついた。

『キルア、左顔面が…

‼‼⁉』

砂埃から出てくる、1人の影。

『なっ…‼』

3個の手を浮かばせ、余裕な表情のシュートが立っていた。

そんな…私の技を余裕で…‼
さっきのは私の力の2分の1だが、それでもあんな余裕な顔でいれるなんて…

シュートは3個の手と一緒に私とキルアに攻撃を仕掛ける。

キルアは左が死角なり、左から来る攻撃に対応できないでいた。

それなら私がキルアの左目に…‼

キルア「うぁああああああ‼」

『⁉キルア‼‼』

キルアは手からの攻撃を受けながらも、シュートに向かって走り出す。

シュート「電撃か、怖いな…」

キルアはその場に立ち止まり、震えながら「なんで分かったの…？」とシュートに聞いた。

『……』

…呪縛に翻弄されてしまったんだ
震えが止まらないキルアは、ただシュートを見つめていた。

今の私に何ができる…？

キルアは一生懸命闘っている

シュートと…呪縛と
なら私は…？私はどうすればいい⁉

これで負けてしまったらもう二度と…キルアやゴンに会えないんだよ…‼‼

ここで負けてどうする⁉
私は痛む手の掌をシュートに向けた。

『"流星群(ミーティアシャワー)"‼‼‼』