【H×H】幸福と不幸Ⅶ【キルア】 (ページ21)

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306話ページ21

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私達はナックルとシュートに会い、ゴンと別れシュートと別の場所に移動していた。

シュート「俺は…人を傷つけるのは嫌いだ…

だが

お前達に教えてもらった
認めるからこそ死力で闘わねばならぬ時があること…‼」

パサッ

シュートは左肩にかけていた布を外し、左腕を露わにした

『…‼⁉』

左腕がない…‼
その代わり手が3本と変な物が浮いていた。

私は落ち着いて「凝」をし、シュートを見据えるが「隠」は使っていないようだった。

操作系能力者だ…‼

でもあの手を操作して攻撃するだけならあのカゴは必要の無い物

あれが何なのかは分からないが、とにかくあの手には触れてはいけない

シュートは2個の手をキルアに飛ばし、私の方に1個の手を飛ばした。

どいつもこいつも私を舐めやがって…‼

キルアはヨーヨーで襲ってくる手を払いのけている。

私はナイフで手を切りつけながら、ジリジリとシュートの元へ近づく。

『はァッ‼‼』

私はシュートにナイフを振り下ろすが避けられ、私はそのまま後ろへ飛んだ。

やっぱり近距離戦はダメだ…‼
シュートを素早く簡単に仕留めるには、アレしか…‼

『…‼』

違う、こんな人を簡単に仕留めるだなんてことできやしない‼

きっと私の攻撃も避けて、反撃されるに決まってる

でももしその攻撃を避けたとしてその後は⁉

『…ふーー…』

私は深呼吸をして、冷静になる。

私は放出系…遠くから攻撃して、キルアのサポートを…

"仲間に頼り、自分はどうすればいいかを考えるだけ"

私は咄嗟にキルアの方を見ると、シュートに攻撃を仕掛けられていた。

今私がこうして考えている間にも、キルアは…‼
私はシュートにオーラを放ち、キルアから離れさせる。

『キルア、離れて‼』

私は掌をシュートに向け、高く飛び上がった。

『"流星群(ミーティアシャワー)"‼‼‼』

シュートは操作系のオーラを跳ね返そうとするが、オーラに拘束された為目を見開いた。

バゴォォォォン‼‼‼

キルア「くっ…」

『っ…‼』

吹き飛ばされそうになるが、腕を顔の前に上げて足を踏ん張る。