5話 ページ6
「いらっしぇーい！」
定食屋に入ると、一人のおじさんが私達の方へ歩いてきた。
「ご注文は？」
えっ、ここで？…いや、まあ、そういう店なのか。
私が謎に納得していると、
スケボー少年「ステーキ定食、弱火でじっくり」
いや食べるんかいッ‼‼((←
「お客さん、奥の部屋へどうぞー」
うわっ美人…！←
.
『ほわ〜〜〜〜…‼
美味しそう‼‼‼(じゅるり』
スケボー少年「よだれよだれ」
私は席に座り、早速ステーキを口に入れる。
『うんまぁ……‼スケボー少年も早く食べなよ(キラキラ』
今私の目はきっと輝いているだろう。
スケボー少年「あのさ…さっきも言おうとしたんだけど
俺の名前、キルアだから」
あぁ〜そういえば名前聞いてなかったね
『へえ‼キルアって言うんだね‼』
私は再度ステーキを口に運ぼうとする。
キルア「お前の名前は？」
.
頭が真っ白になる。
しばらく沈黙が続いた後、私は顔に薄っすら笑みを浮かべ、
『忘れちゃった』
あぁ、また嘘をついてしまった。
私の名前はA。A＝チルニス。
忘れてなんかいない。
けれど、ダメだ
できれば、もうキルアとは関わりたくない。
いつか彼を、壊してしまう日が来るかもしれない。
否、来る。
さっきキルアに手首を掴まれた時、咄嗟にナイフを取ろうとしたのがその証拠。
他人を犠牲にしてでも幸福が欲しい私と、
それに反対な私
そんな中途半端な心を持っている私は
最低な怪物なんだ。
.
本当は、誰かに裏切られるのが、見捨てられるのが怖いだけなのかもしれない。
軽蔑した目で、私を怖がっている目で見られるのが怖い。
だから私は、自分を呪う
明日の私が、幸福であることを信じて。
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しゃーぺん@彩(プロフ) - Ruiさん» そう言ってもらえて嬉しいです！投票ありがとうございます！ (2020年8月10日 22時) (
レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
Rui - しゃーぺん@彩さん» イベント参加ご協力感謝致しますこの作品一番好きなので投票させて頂きました！ (2020年8月10日 22時) (レス) id: 79cb60a812 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - Ruiさん» 了解です！ (2020年8月10日 22時) (レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
Rui - しゃーぺん@彩さん» 嬉しいです画面にそのままペースト、もしく通常検索すれば出てくると思います。 (2020年8月10日 21時) (レス) id: 79cb60a812 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - Ruiさん» 是非参加させて頂きます！！お誘いありがとうございます！ (2020年8月10日 11時) (レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年1月30日 21時
