【H×H】幸福と不幸【キルア】

1話 ページ2

私の視界は、



赤、赤、赤




『これは…何？』




私は虚ろになった目で、自分の手に視線を移す。









私の手に握られている、刃の先が真っ赤に染まったナイフ





その手もまた、赤…







いや、









『…血？』









血に染まっていた。









赤、赤、赤赤赤血赤赤








『……「±0」









あは、あははは』







私は、自分の腕を切りつける。







切りつけて、切り裂いて、抉り出して、ぐちゃぐちゃにして









それを何回も繰り返して









気付けば、私の腕は、服は、頰は、血に染まっていた。









『あはははははッ‼‼‼






良かったぁ、これで









.









私は幸せになれ______________』









バタンッ









私の意識は、そこで途絶えた。

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