【H×H】私、ゾルディック家の長女に転生しました！ふぁいぶ！【トリップ】

これじゃあまるで少女漫画のヒロインみたいじゃないか！！…誰がって？キルたんだけど ページ11

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翌朝、それぞれが起床する中私は目を瞑りながらボーっと今後の事を考えていた。






もしアベンガネの除念でも元に戻れなかったら…つまり、この入れ替わりが念能力によるものではなかったら。




他の方法で、といってもこの世界にはそんな不思議な力"念能力"以外あり得ない…って訳でもないけど。


……いや、まず私が別世界から来た時点でもう全てがあり得てしまうような←






その事を考えなければ、彼女は本当に存在していない事になる。






それなら……









なんて甘い考えは、とっくのとうに捨てたんだ。







私はゆっくりと体を起こし、目を瞑りながら近くにいた人物の服を摘んだ。






『ん〜〜……おはよー…』






…あれ？反応無し？？
待って幽霊オチとかやめてよ？ねぇ‼‼






恐る恐る目を開くと、








『ッおわぁい‼‼‼』


「………はよ！A」






なんだか気まずそうな顔でニカッと笑うキルアに、胸がチクリと痛む。






『お、…おはよう！』



「あー……その、一つだけ」






私が立ち上がりビスケ達の元へ向かおうと足を進めた時、キルアが私にそう言い呼び止めた。






「あのさ


ごめん」






突然謝られて一瞬思考が止まった私の口から「え」という声が溢れる。









「…………無理やり、キス…して」



『……‼』








待って







なんで謝るの？




私は………











……私は…………ッ









.









「ほんとにごめ」






「ごめん」、その言葉を遮るように、無意識に私の手がキルアの口を覆った。




キルアは大きく目を見開いて私を見ている。







『………行こっか！！


修行サボってるとゴンに追い抜かされちゃうよ？』







キルアの口から片手を離して笑顔でそう言う。







「…！っ、なんで」



『………うん



なんでかな…』








キルアのことが好きだから






本当は、キスされた時……凄く嬉しかったんだ。









…っていうのを、伝えられたらいいのに







『行こっか』


「………」







私はキルアの頭を優しく撫でてから、背中を向けて今度こそ足を踏み出した。

可愛すぎだよ河合くんでも良い訳じゃん？→←ここのタイトル恋愛要素NGなんで言います。キルア好き大好き愛してる

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