【H×H】私、ゾルディック家の長女に転生しました！ふぁいぶ！【トリップ】

可愛すぎだよ河合くんでも良い訳じゃん？ ページ12

.









.









「んじゃ、修行はここまで‼」





私はドカッと地面に尻餅をつくと、体を後ろに倒して大の字で寝転んだ。





『ひッッさしぶりに"特訓‼"って感じの修行したわ〜』



「オッサン臭いわね！あんた一応女の子なんだから足開くのやめなさいな」



『ビスケがオカンだ』

「ババァの間違」





一瞬で空中へぶっ飛ぶキルアを見上げ、ゆっくりと目を閉じる。





『ねむ……』



「A、今日からちゃんと俺達と一緒に修行してくれる！？」



『んー？




……んー…今日からクリアまでってのは無理！

まだ私、やらなきゃいけないことがあって』






起き上がってからゴンにそう言って謝り、両の掌を合わせる。






「あ、そういえばAの用事ってなんだったの？」






ゴンがキョトンとした顔で首を傾げる。
キルアも気になっていたようで、私に視線を向けた。




…ビスケは、察してくれてるのかな。






『別の天使と会ってただけだよ〜』



「天使…って、もしかして」



『うん、クモの人達


前ゴン達と旅団は敵対してたしさ。
"会いに行く"って言いづらくて』






てへ、とウィンクを一発かます。

キルたんにめっちゃ冷たい目で見られた。
つらすぎくんだわ。






『近いうちに連絡があると思うから、その日までは一緒に居られるよ！』






ゴンは少し考え事をした後「そっか！」と天使スマイルを私に向けた。



冷たい目よりダメージ食らうなこれ‼‼






「ハイハイ、明日も早いんだから


アンタらはいつも通りそこのロープ掴みながら！
Aはあそこの岩山の上で寝なさい！」



『えちょ待って私だけ難易度高い』

「さ〜て寝るわよ〜！！」





扱い雑ッ‼⁉


私は天使の寝顔を拝めない事を悔やみながら、少し離れた所にあるもんげー高い岩山の上に登り、腰を下ろした。






『高』



「逃げたら張っ倒すわさ」



『怖』



「頑張ってー！落ちないでね！！」



『可愛』







.

これも、弱さ？→←これじゃあまるで少女漫画のヒロインみたいじゃないか！！…誰がって？キルたんだけど

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す