ありがとう、ごめんね。 ページ37
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「……はぁ」
ぎゅ、と今度はキルアから、少し控えめに抱きつかれる。
さっきまで散々キルアに抱きついてたクセして、自分の顔に熱が集まるのを感じた。
キルアの行動には私も予想外で。
『キル…………たん』
「"たん"は余計、キルア」
まさかのTake2要求されたンゴ
『キ…キルア
ダメだよ…こんなとこでっ///』←
「誤解を招く発言ヤメロ‼‼;;;」←
キルアは興奮状態の私のお腹にポスッと顔を埋めると、ポツリと何かを呟き始めた。
「お前に……
どんな過去があったのかは、分かんねーけど
中身がお前だってことはほんとに最近知ったんだ。
なのに、…友達になりたいって思った
時々見せる切なそうな顔とか、笑顔の裏に隠されたものとか
そういうの見た時に、毎回思うんだ
守りたい……って
…殺し屋の俺が言うのもなんだけどさ」
『こ…殺し屋とか、関係無い……
と思われます…』
「ならお前が過去になんかやらかしてても関係ねえんじゃねーの」
キルアがあまりにも素直すぎて困惑する私。
そんな私の顔を、キルアは見上げて口角を上げた。
「そーゆー顔も」
『…っ？』
「馬鹿っぽくて結構面白い
…あ、もちろんお前に言ってんだからな」
私に。
向けられている笑顔から、目線を外すことが、
『………私……は』
できない。
……でも。ダメなんだ。
イルミだって寂しがってる。
家族から幸せを奪うなんて、嫌だ。
『…恋バナしよ、A姉の』
「いやなんでだよ」
キルアから私の存在を外さないと、
私の意思が崩れる。
『ほんっと可愛い…わね、キル』
「キャラ迷子になってるけど」←
ほら、決意が崩れ始めてる。
私として生きることが許されるなら。
正直私は……ここに居場所を作りたい。
でも許されないんだ。
大切な人を殺したも同然な私がさ、
トリップして幸せになるなんて…許されるはずがないんだよ。
居場所なんてもの無い。
だって私が自分で壊したんだから。
ずっと、独り。
それが罪滅ぼし、償いなんだ。
私はグッと拳を握りしめ、震える口を結んだ。
「私を選んで」という言葉が、
零れ落ちてしまう前に。
私はゴンキル派。だが決してキルゴンが嫌なわけではない。むしろどんと来（（→←その言葉は予想外
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しゃーぺん@彩(プロフ) - みだきーさん» 完了致しました！ (2019年12月5日 21時) (
レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
みだきー - 出来たら報告お願いします。ごめんなさい何から何まで、、、 (2019年12月5日 20時) (レス) id: 0fe45877da (このIDを非表示/違反報告)
みだきー - ありがとうございます！ (2019年12月5日 20時) (レス) id: 0fe45877da (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - みだきーさん» そのお言葉、とても嬉しいです！では、短編集の方に載せておきますね！私、読者様の為ならいつでもここへ飛んできますので、また何かありましたら気軽にお申し付けください！ (2019年12月5日 18時) (レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
みだきー - すごくおもしろいです！前作とはまた雰囲気が違いますね！お願いがあるんですが、プライベートが大変なのは分かっていますが、幸福と不幸のアッチ系の短編集にとべるようまたしていただけないでしょうか？ (2019年12月5日 17時) (レス) id: 0fe45877da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年10月15日 7時
