【H×H】幸福と不幸【特別編】

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キルア「なんで……なんでだ……⁉‼」




『…どう……したの？』







キルアは震える魔手の手をもう片方の手で押さえて、顔を青ざめた。







キルア「…お前を、殺すのが………恐いんだ





殺したくない……なんでだよ……ッ‼‼





コイツはAを殺したんだぞ……⁉⁉」






『……キルア………』






これ以上、キルアを混乱させたら……
キルアが…壊れてしまう。






『………大丈夫








何も恐いことなんてないよ





その手を……私の心臓に、突き刺せばいいだけ





大丈夫……大丈夫だから』






そう言って、再び目を瞑る。






キルア「コイツは……Aを……






…そうだ………Aを殺した奴は、絶対に許さない……‼‼






殺、す……ッ……









うわぁぁぁああああッッ‼‼‼」







キルアが魔手を振り下ろそうとした、次の瞬間









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ヒュンッ

『「…‼」』






何かが、キルアの魔手の動きを止めた。







このオーラは……‼









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ヒソカ「そろそろ、この茶番をやめにしようか♢」





『ヒソ、カ……⁉』








ヒソカは窓から降りてくると、








ドスッ‼‼

キルア「ッぐ……‼」



『キルア‼‼』








キルアを蹴り上げ、壁の方へ吹っ飛ばした。
キルアはぐったりとして、目を瞑った。




……気絶しただけだろう。







ヒソカ「Aが僕以外に食されるのを見るのは嫌だからね……♤」







何故、この場所が…⁉




……というか、






『食されるのを見る…？




…まさか、ずっと尾行しててここに辿り着いたワケじゃないよね』





ヒソカは「まさか♧」と言い舌舐めずりをして背中に隠していた物を私に見せびらかした。





ヒソカ「ずーーっと見てたんだよ♤



君達のコト…♡」





『なっ…‼‼









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ルークの、首…⁉‼』






白目を向き口を開けて、絶望的な顔をしているルーク。






ヒソカ「なかなかイイ勝負だった……♡」






……なるほど、つまり…






『ルークの空間操作で私達の様子が見れる事を知ったヒソカは、

ルークを殺して、ルークが作り出した空間から私達を見ていた…ってことね』




ヒソカ「その通り♤」

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