＊ ページ28
.
『うわー…‼美味しそ((「あっ、手が滑っちゃった！」
バシャアッ
女の子が私の方にわざと水をぶっかけようとしたため、軽々とその水を避けて女の子の手首を掴んだ。
『ねえ、いつになったら満足すんの？』
「っ汚い手で私に触らないでよ！」
『とっくにその念能力、解けてんでしょ』
「‼‼」
グイッと軽く引っ張っただけで、女の子とキルアの体は簡単に離れた。
『………なんで、キルアもキルアで…』
常に抵抗してないのかな。
そう言おうとしたが、咄嗟に口を閉じた。
…面倒くさい女にはなりたくないし。
一応ナイフを抜き取り、女の子に向けた。
ちょっと脅さないとこういうタイプの子はなかなか諦めないからね。
『…さ！帰った帰った！』
「いやッ…
離せ化け物ッ‼‼」
『………』
化け物って言われるの、なんだか久しぶりだな
そんな呑気な事を思っている間に、周りには人集りが出来ていた。
キルア「おいお前…‼いい加減にしろよ‼」
ゴン「3人とも‼ここ店内だよっ‼」
私がボーッと3人のやり取りを見ていると、突然ナイフを持っている方の手首を何者かに掴まれた。
「ナイフをしまえ‼通報するぞ‼」
『…悪いけど、今私不機嫌なんだよね』
…あれ？これ、私…今
殺し屋のスイッチ入っちゃってる…？
こんな大騒ぎにするつもりじゃなかったのに…
なんか面倒臭いことになったなぁ、と思いナイフをしまって、女の子を見下ろした。
『……消えて？』
殺気を込めてそう言い放つと、女の子は顔を歪め、走ってこの場を去っていった。
「なんだ…ッ⁉この寒気は…⁉」
「化け物だ…‼」
「アイツは化け物だ‼とっ捕まえろー‼‼」
「何言ってんだ⁉もし俺達が殺されたら…‼」
…あーあ
『…………2人とも、先行っ((「そこの2人も早く逃げなさい‼」
……先、行ってて！』
そう笑顔で2人に視線を向けると、明らかに空気が違った。
キルアは殺気をダダ漏れにして手を魔手に変形させていて、今にも人を殺しそうな勢いだ。
ゴンも流石に怒りを抑えきれないみたいで、周りの人達を睨んでいる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 84人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レイ - ありがとうございます！！！ (2019年8月17日 9時) (
レス) id: 90c5c7cfce (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - レイさん» Safariで読んでいる場合、上の「探す」の所から検索です。アプリ内であれば、フリックして出てくる検索マークを押してもらえば検索ページに移動することができます。 (2019年8月16日 17時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - レイさん» 検索ページで、R-18に指定してもらえば出てくると思います！ (2019年8月16日 17時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - アッチ系の短編集を 探しているんですけど どこで検索すれば良いですか？？ (2019年8月16日 13時) (レス) id: 90c5c7cfce (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 三日月さん» どんどんツッコんでいきますよーー！！ (2019年8月15日 17時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年6月29日 22時
