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『………分かったよ』
キルア「……
ッ‼くそっ、俺はコイツに」
『キルアはそんなにミカちゃんが好きなんだね
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でも私は、キルアが好きだから
キルアの幸福のためなら……
キルアがミカちゃんを愛しているなら、私は……
………………っ…
別れ、よう』
私が放った一言に、キルアが目を見開く。
大量の涙が私の頰を濡らし、それを拭い取ってキルア達に背を向けた。
キルア「ッ……‼‼
A‼」
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『……なーんてね』
キルアがミカを好きでも
もうそんなの、どうでも良かった。
私のこの怒りを抑えられるのなら、どうだって。
キルア「A……?」
『ゴメンねキルア
私、もう……我慢できないや』
ナイフを抜き取り、矛先をミカに向ける。
ミカ「ひっ……‼
嫌、やだぁ‼‼
ちょっとした出来心だったの‼
ごめんなさい‼‼」
私は、ナイフを______
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『……ははっ、嘘だよ!』
振り下ろさなかった
多分、キルアはコイツに操られていた。
ちょくちょく見せたキルアの表情から、一時的にコイツの念能力で操作されていたことが分かる。
『これ以上キルアを操ったりしたら
.
本当に殺しちゃうよ?』
ミカ「ひッ‼
ごめんなさい…っ!」
ミカはドタドタと足音を立てながら必死に逃げていった。
キルア「……A」
『…………ん?なに?
そういや久し振りだね!』
キルアが操られていた事は分かっていた。
……でも、この黒い感情は………
収まるわけがなかった。
キルア「……後ろに隠してる腕、見せろ」
『え…?な、なんで?』
私が焦り始め冷や汗を流していると、キルアが一瞬にして私の腕を掴み、グイッと引っ張った。
『あっ…』
キルア「…やっぱりな。
まーた約束破った」
私の腕には、沢山の傷が刻まれていた。
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しゃーぺん@彩(プロフ) - Hanaさん» そのお言葉を頂けて、本当に嬉しいです!カルトはあの見た目でも一応ゾルディック家の末っ子(五男)ですからね笑 (2019年8月19日 23時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
Hana - すごく面白いです!8〜11のお話は泣きそうになりました!12話見て思ったんですけど、カルトって男だったんですね (2019年8月19日 21時) (レス) id: da3268cf1a (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - スクールみきのさん» 了解です! (2019年6月30日 17時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - スクールみきのさん» 分かりました!リクエストありがとうございます! (2019年6月30日 17時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
スクールみきの - よければ、なんですが、、私の小説でコメントくださらないでしょうか?お願いします! (2019年6月30日 10時) (レス) id: ea6b7900f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃーぺん@彩 | 作成日時:2019年6月1日 0時