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一瞬、頭が真っ白になった。
……いやいや、キルアの彼女は私なんですけど?
なんでキルアは否定しないの?
てか肯定してたよね
キルア「………ッ⁉
は…ちょ、どうなって…」
いや…………どういうこと?
震える口を無理矢理こじ開け、苦笑する。
『…冗談よしてって』
ミカ「だから冗談じゃないって。
キルも言ってたでしょ?ホントだってさ」
私は眉間にシワを寄せながらキルアを見る。
ミカ「キスだってしたし
ねーキル?」
『…⁉』
へ……いや、待ってよ
さすがにキルアも……否定してくれるよね?
キルア「ちがッ、
……
あ、ぁ」
そう言って、キルアはミカにキスをした。
_____キスをした?
キルアが、ミカに?
『………』
驚きと困惑で、言う言葉が何も思い浮かばない。
……え?
じゃあ、
今までの……私達の旅は?
時間は?
……感情は?
私の中でフツフツと怒りや憎悪が沸き上がり、私の心を包む。
いつの間にか、私の手は腰に装着してあるナイフに伸びていた。
キルア「っ……、ッ…⁉」
キルアは我に返ったように目を見開き、私に近づいてくる。
キルア「待てA…‼
俺の意思じゃ……」
ああ、そうか
私よりも、その子を……愛してるのか
『……大丈夫、その子は殺さないよ』
キルア「そういう意味じゃなくてっ‼」
『……ッ
他の女のトコになんか行かないって言ったのに‼‼』
…違う、違う違う
キルアはそんな事するような人じゃ……
だが……キルアは、そんな抵抗をしている私にトドメを刺すかのような一言を放った。
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キルア「その"他の女"がお前だよ」
『…………ぇ』
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しゃーぺん@彩(プロフ) - Hanaさん» そのお言葉を頂けて、本当に嬉しいです!カルトはあの見た目でも一応ゾルディック家の末っ子(五男)ですからね笑 (2019年8月19日 23時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
Hana - すごく面白いです!8〜11のお話は泣きそうになりました!12話見て思ったんですけど、カルトって男だったんですね (2019年8月19日 21時) (レス) id: da3268cf1a (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - スクールみきのさん» 了解です! (2019年6月30日 17時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - スクールみきのさん» 分かりました!リクエストありがとうございます! (2019年6月30日 17時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
スクールみきの - よければ、なんですが、、私の小説でコメントくださらないでしょうか?お願いします! (2019年6月30日 10時) (レス) id: ea6b7900f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃーぺん@彩 | 作成日時:2019年6月1日 0時