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『どど、どうしよう…っ！！』
おはようございます。むーです。
え？今度は何に悩んでるのかって？
実は……
『緊張して外に出れない…っ』((←
待ち合わせ時間まであと30分。
30分前行動は全ての女性の中では基本中の基本。
だけど…
『おぉおおおちつけ私ぃいいぃ…』
すぅー、はぁー、と深呼吸を何回か繰り返す。
『………って！！34分になってるぅうう！！』
私は覚悟を決めて玄関の扉を勢いよく開けた。
「ぶえっ！！！」
『…………ン？』
え、なんか今声聞こえなかった？
「いってぇ…」
『えっ、あ、こんにち…おはようございま
すってキヨ⁉⁉』((←
え、何で？待ち合わせ場所って確か近くの公園の前じゃ…？
「お前何でそんなに勢いよく扉開けるんだよ…」
ごもっともです。
『ご、ごめん！…ていうか、何でキヨが私の家の前に居るの？』
「あー、なんか……
…やく…あ…たいなって思って？」
やくあたいな？？
『なんて？』
「やっ、何でもねーよ！
…行こーぜ」
と、キヨは私に手を差し伸べる。
そういうとこがイケメンなんだよなぁ…
……ん？いや、待てよ？
手を差し伸べた……手を……
手っ⁉⁉⁉
『っ…え、えっと、これはその、手を繋いでいいと…？』
「……おぅ」
ぴゃーーーー！！！でましたキヨの赤面！！！
『は、初手繋ぎは、私とでいいの…？』
と私が言うと、キヨは手で口を抑えた。
…あっ、照れてます？
といっても、私もめちゃくちゃ恥ずかしいというか…
嬉しい、というか…
『じゃ、じゃあ』
キヨの手に私の手を重ねる。
わ、指長っ…
……って！！！どこに見惚れてんじゃい！！！
『じゃ、じゃあ行こうかっ…！』
「お、う！」
緊張してたのが私だけじゃなくて良かったぁ…
キヨも、意識してくれてるんだな
そう思うと嬉しすぎてにやけそうになったのはここだけの話。
(なにニヤニヤしてるの？)
(お前もな？)
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作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2018年5月13日 15時
