7日目 ページ8
あの思い出したくもない日、ココちゃんが医務室に行った後からずっと、冷たい目で見られるようになった
私はやってないのになんで信じてくれないの？何で何処の馬の骨かも知らない人を、ずっと一緒にいた人より信じるの？私なんて、ただの付き合いでしか関わってなかったの？ほんとは…最初っから無能だって思ってたの？
あのときはずっとそういう考えが頭の中をループしていた
だけど冷静になってみたら、あの状況で私を信じる人なんているわけがない
いたとしたら、それほどまでに強い信頼をもっている人ぐらい
もし私が彼等の立場だったとしても、私だってココちゃんを信用してしまう可能性なんて充分にありえる
ピリリリリリッピリリリリリッッ
ガチャ
『……そろそろ食堂に向かわなきゃ、か』
行きたくない、、なぁ、、、、
朝食を食べる前にココちゃん、シッマ、ゾム、シャオちゃん、大先生の今日の書類の分を全て片付けて、誰よりも早く食堂に行く必要がある
それもできない本当の無能になんて、なり下がりたくないしね
だけどそんなこと毎日やってるわけだから
いつしか、化粧をしなければ、トントンを軽々と超えるほどの隈ができてしまった
そして、今までは起きることを知らせるためのアラームが、食堂に向かうことを知らせるためのアラームになるなんて
ココちゃんが来るまでは、知らなかったなぁ…
私は急いで軍服を棚から引っこ抜いて、目の下を重点的に化粧し、食堂に向かった
・
「おはようございます、A様」
「おはようございます！」
「あ、おはようございます！隊長！」
『みんなおはよ〜、今日もお互い頑張ろ〜ね！』
食堂に向かう途中、こんな朝早くだから少ないけど、一般兵に会う
不思議なことに、きっとあのことは一般兵にも伝わっているはずなのだが
無能扱いされている私にも、毎日ちゃんと敬礼してくれる
『君たちは、優しいんだね』
「え？何がですか？」
『んーん、何でもないよ！ほら、早く朝食食べに行きなよ？』
「あ、はい！失礼します」
「なぁ、A様、さぁ…」
「だよな」
……何言われてるのか分からないけど、早く食堂行こ
・
「あの噂お前も知ってるだろ？」
「あれだろ?俺等なんかよりあの方達の方が……あｯ、やべ!?」
?「余計なこと言うなや」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 527人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゲリラ - 更新ありがとうございます！！ (5月10日 6時) (
レス) @page31 id: 3562e297db (このIDを非表示/違反報告)
さめ(プロフ) - 更新お疲れ様です！更新内容、夢主ちゃんと同じ反応になりました､､､ｗまた物語が二転三転しそうで楽しみです、読み返しながらのんびり更新待ってます、応援してます！ (5月10日 0時) (レス) id: f337532902 (このIDを非表示/違反報告)
Hana(プロフ) - ゲリラさん» 先走って物語を進展させすぎちゃいました😅こちらこそこれからもこの作品をよろしくお願いします😆 (5月9日 23時) (レス) id: ddd90726a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゲリラ - 「えへへ( ´ ▽ ` )」こちらこそ更新ありがとうございます‼️そして更新内容では「えっ⁉︎」ってなりました｡これからもよろしくお願いします❣️ (4月30日 23時) (レス) @page30 id: 3562e297db (このIDを非表示/違反報告)
Hana(プロフ) - ゲリラさん» ntちゃんはかわいい系でいこうと思ってたのでよかったです！更新する度にそう言ってもらえてほんとに嬉しいです、ありがとうございます😭 (4月30日 22時) (レス) @page30 id: ddd90726a9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Hana | 作成日時：2023年10月15日 22時
