私、人気アイドルのマネージャー始めました。

23話　お姫様になりたいわけじゃない！ ページ25

胡珀side

「嫌ですってば！」

そこから逃げ出そうとするが、本当に王子様…！という姿の坂田さんに捕まる。
後(うし)ろから手を伸ばされ抱きしめられて動けない。

「いっくよー！」

いやほんとこのカメラマン何なんだ…。
仕方ない…もう諦めよ…。

坂田さんの腕に手を添え、少し坂田さんを見て、にこりと笑う。
シャッター音が数回なって、次のポーズに変わる。

背中合わせに座って手を繋いだり…。
などなどいろんなポーズをした。



「はい、終わりでーす！」

え、もう…？
じゃなくて！
しれっと私楽しんじゃってるし…！

そしてまた私は別室に連れていかれる。

よしこれで終わる。
なんてことはもちろん無くて…

次はライムグリーンのドレスに着替えさせられ…。
浦田さんが待っている部屋に。

坂田さんと同じ王子様姿の浦田さんに手を恋人つなぎのように絡められ、腰に手を添えられる。

それが取り終わると次のポーズへ…。

浦田さんが地面に片足を着き、まるでプロポーズをする男性のようでどきっとした。
私の右手を取り、その甲にキスをする手前まで浦田さんは手元に持っていく。

浦田さんの撮影が終わると、また着替えさせられ…。

「紫…。次は志麻さんかぁ…。」

前ゲームをしたときにしどろもどろだったけど…。
大丈夫なのかな？

その心配はすぐに打ち消された。

撮影が始まると、志麻さんは親指と人差し指で私の顎を志麻さんを下から見るような形で上向きにさせられる。
所謂顎クイだ。

そうだ、志麻さんは…ファンの間では、【絶対王政】のキャラで人気だった…！

そこからはもうすべてのポーズが絶対王政…

そしてまた私はマジックか何かの早着替えのように着替えさせられる。

センラさんに近づくと、首に手を回してと言われた。
言われた通りにすると…

「きゃっ！」

俗に言うお姫様抱っこをされた。
確かに私とセンラさんは16センチ以上の差があるけど、私重いよ？
しかも結構これやられている側恥ずい…。

そして私は4人全員の撮影が終わるともうヘトヘトだった。

「うぅ…お手伝いってこんなことするの〜…？」

私はいつの間にか意識がシャットアウトしてしまっていた。



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こっちの方のお話を早めに終わらせたいのでしばらくはこっちを書きます！

よかったら覗くだけでも…！お願いします…。

朧月 天音 最初の作品にして、オリジナル。

こんな能力要らない！
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