私とあなた。 (ページ41)

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貴方side

『品川駅～品川駅でーす』

Aふっかさん!着きましたよ^^

ふっかさん長い時間、お疲れ様だね。改札出て、外に来れるかな?タクシー乗り場の方。そこからタクシーに乗ろう。

A分かりました～

一緒に帰ってきたインターン生たちと一緒に品川駅に降りた。
外は寒いなーって思いながら、改札を出て、タクシー乗り場に向かっていたら、一緒に帰ってきたインターン生の1人が近付いてきた。

男子A「本当に予定あんの？すげー来て欲しい。無理？」

貴方「無理なの、ごめん。もう待たせてるし行くね」

男子A「そっか…残念。じゃあ、今度、予定合わせて2人で飲みに行かない？またAちゃんに会いたいな。」

うわー、なにこいつ。しつこいなぁー。
私はそれどころじゃないんだって！
ふっかさん待たせてるし。
適当に答えて、早く行かなきゃ。

貴方「あー、うん、時間が合えばね。」

男子A「まじ？じゃあ連絡先交換しようよ！
また連絡する。
LINE交換してないよね？」

貴方「あ、そうだっけ？もう行きたいんだけど…」

男子A「すぐ終わるから、LINE教えてよ。」

もー！察してよ！遠回しに断ってるんだけど…
タクシー乗り場、すぐそこなのに！！
大荷物の中から、携帯を探してると、

？「Aちゃん。お待たせ。荷物持つよ。」

目の前に、マスク、メガネの男の人が立ってた。
安心するその声は、絶対にふっかさんっていうことがすぐにわかった。

深澤「何してんの？笑
タクシー乗り場行くよ。
この人はお友達？」

貴方「あ、そうなの。
インターンで一緒だった人。」

深澤「ここまでありがとうね^^
今日、俺らこれからご飯なんだけど、君は？
電車？お迎え？」

男子A「いや！大丈夫です…。
じゃ、Aちゃん、またね！」

貴方「あ、連絡先いいの？
バイバー…イ
行っちゃった(笑)
なんなのあの子(笑)

ふっかさん、ごめんなさい、遅くなっちゃって」

深澤「いいよ、別に(笑)
なかなか来ないから荷物重いのかなって思って。
持つよ、行こう。」

貴方「いや、いいです！本当めちゃくちゃ重いので！」

深澤「はい、行くよー
俺、めちゃお腹減ってるから、早くしてー」

ふっかさん、なんか優しいな。
そして、今日もすごく安心する。
困った時にいつもそばに来てくれる。

私のこと、妹みたいに思ってくれてるのかな。
あなたか私のこと、好きでいてくれたらいいのに。