私はお隣さんに恋をした3【下野紘】

番外編 君が生まれた日 ページ20

貴「ねぇねぇ、本当にこんなんでいいの？」




下「それ何回目？いいの、これで」






4月21日





それは私にとって大切な人が生まれた日






だから私は彼のしたいように1日過ごすことにした




そしたら予想外の答えが………





『今日はのんびり2人きりで過ごしたい」









貴「紘くん。暑い」



下「俺は暖かいよ？」





今日はずっとソファに座って紘くんが後ろから抱きしめられてる







貴「私さ、てっきり2人で買い物行こうとか言うのかと思ってた」



下「だってさ珍しくない？2人とも丸1日休みなんて」





それもそうだ




私は基本土日休みだが、紘くんが休みの日は少ない



今日は紘くんの誕生日だと思い、溜まっていた有給を1日だけ使って休みを取った






下「俺の予定としてはー1日中ずーっとこうやってグダグダしてて夜はAの作った手料理を食べて、まぁその後はこれから考えるけど、こんな感じかな」




貴「夜何食べたい？」



下「唐揚げ」



貴「即答だね、でも鶏肉ないかも。豚肉しか」



下「だったら2人で手繋いで買いに行けばいいじゃん？」



貴「それもそうだね」







貴「ねぇ紘くん」




下「ん？」




貴「お誕生日おめでとう」









_________本当にこんなんでよかったの？






_________誕生日ぐらい大切な人と俺との2人だけの世界にいたかったんだもん

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