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「さよーならー」

時間は過ぎていき放課後となった。
私は帰宅部のため、帰ろうとしていた。

「A…?」

「あ、笹川…どうしたの?」

後ろを振り向くと、笹川が立っていた。

「どうしたのって帰るのか?」

「うん、帰宅部だからね」

「じゃあ俺も帰る」

笹川は私の制服の裾を引っ張り、下駄箱から靴を取り出す。
か、可愛いかよ…

「あ、笹川。一緒に帰るのは良いんだけどさ、ちょっと寄りたいところあるから寄っていっていい?」

「?いいけど…」

笹川はちょこんと可愛らしく首をかしげる。









「Aが行きたい場所って此処か…」

着いた場所はゲームセンターだった。
いつもは行ってないけど、もう少し笹川と一緒に居たかったから寄り道をしてみた。

「ゲーセン好き?」

「めっちゃ大好き…!」

笹川は目を輝かせて、右手で拳を作りガッツポーズをする。

「さ、早く中に入ろう!」

私は笹川の背中を押してゲーセンの中へ入っていった。

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作者名:咲乃ほしは | 作成日時:2019年10月21日 21時

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