私のクラスの不登校くん。 (ページ15)

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ドンッ！

裏庭に呼び出され着くと、誰かから強く押され、衝撃に耐えられず倒れてしまった。

「お前、なんで彼奴から告られんだよ！」

彼奴って…嗚呼、前に俺に告ってきたやつか。

「知らない…てか、振ったし…」

「そういう変に冷静なお前が嫌いなんだよ！」

そう言い、俺を殴っていく。
俺は痛いと言う思いしかなかった。
＿＿そして、意識は遠くなっていった。

「…ん」

目が覚めると、見慣れていない白い天井、白いカーテンがあった。
きっと、ここは保健室か…

「いてっ…」

頬に違和感があり触れると、激しい痛みが俺を襲う。

「あ、涼起きたのね」

「母さん…」

カーテンを開けたのは母さんだった。
すると、母さんは深くため息をつく。

「貴方、なんで階段からわざと飛び降りたの？」

「…は？」

…階段から飛び降りた？
俺、そんなことしてないけど…

「そんなことしてない…」

「嘘、同じクラスの人が涼が階段から飛び降りて怪我したって言ってたもの…」

きっと俺を殴った奴だ…
俺は悔しさと怒りの感情が混ざっていた。

「本当にしてない！！信じてよ！」

「いい加減にしなさい！！」

母さんから平手打ちをされた。
俺の頭は真っ白になった。
もう、俺は誰からにも愛されないし、信じてもらえないんだ…