【銀魂】気がついたら警察庁長官直属の部下になっていた 2

ドSを侮るな ページ36

甘味屋でグズグズしていたら夕方になってしまった



私って公務員なのにこんなテキトーな仕事ぶりでいいのだろうか、と少し思ったけれどそういえばとっつぁんも公務員なのか、ということで思い直した



今日はなんだか飲みたい気分だと考えていると目の前に見慣れた栗毛が





『総悟だー』


沖「Aさん、どうしたんですかィ？
俺を呼び止めるなんて寂しかった……」



『いや、最近この2人絡みがないからって言う作者の意……』


沖「それ以上は言わせねぇぜィ」



なにこれ、会話の邪魔し合い？



『って、そんなにマヨネーズ買い込んでどうした……って下剤仕込むのか』


沖「さすがAさんでさァ
土方コノヤローにちょいと日常のスパイスを与えてやろうってねィ」



もはやこの手のやり取り慣れたのだ



『へーご苦労さま
総悟！飲みに行こう！！
未成年だって分かってる！！
お酒飲まなくていいから！！
ここはお姉さんが奢るからさ！！』



どうしようもなく飲みたい日ってあるじゃん？
でも一人飲みは嫌だみたいな





沖「お願いする時は3回回ってワンですぜィ」


『あ、土方さん暇かな』



沖「行きましょうAさん」



『何食べたーい？？
何食べたーい？？？』


総悟と2人で飲みに行く(1人未成年)なんて初めてだからテンション上がっちゃうね




沖「フグか寿司」



『え』



総悟は何やらポケットをガサゴソやって黒い物体




ボイスレコーダーってやつを取り出して


────お姉さんが奢ってあげるから！！



さっき私が言ったこと、録音してたの？！





沖「ってことでフグか寿司で
あ、寿司なら回らないやつ」


とまさにSって感じの笑みを浮かべている





ドS侮っちゃいけないね

ってかこれドS関係なくただ黒いだけでは



まぁ、仕方がない
約束は約束だ




『寿司屋ならあそこの角にあった気がする
そこでいい？』



沖「Aさんが連れていってくれるならどこでもいいでさァ」



あれ、18歳らしい可愛いところもあるじゃないの




サラサラの栗毛をわしゃわしゃと撫でて寿司屋ののれんをくぐると



総悟は一言


沖「俺の一番好きな寿司ネタ、ウニでさァ」




とだけ言った

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