MAJOR 第２シリーズ part3 (ページ36)

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第十六話吾郎vsマニュアル野球２ページ36

吾郎「ちょっと待て！ナックル！」

阿久津がマウンドを降りベンチから出て行こうとするが吾郎に呼び止められる。呼んだ張本人の吾郎は静香の目の前に立つ

静香『何？』
吾郎「ホームラン一本で退部は無いだろ」
静香『阿久津がどうなろうと貴方には関係ないでしょ』
吾郎「関係なくはないんだよ！俺もマニュアル無視だからな」
静香『！』
吾郎「あいつだって海堂のマニュアル位分かってたた筈だ…だけどあいつは勝負を選んだ。見直したぜ！海堂にも勇気のあるピッチャーが居るんだってな！」

静香『フッ…あははは！勇気あるピッチャー？馬鹿じゃないの？そんな事でアンタよく夢島を卒業できたわね』
吾郎「！」
静香『そんな物がどれだけチームに迷惑かけてるか分かってるの？負けても次があるプロじゃないのよ。トーナメントで優勝目指す高校野球でそんな事する選手は危険なだけでしょ？どうしてもそういう野球がやりたいのなら100％結果を出しなさい！』

吾郎「…そうかい分かったよ。じゃあ一点でも取られたら海堂を辞めてやる！！」

吾郎の言葉に呆然とする…Aまでも驚いていた。阿久津はそれでも出て行こうとする…が静香が阿久津を呼び阿久津は振り返る

静香『やる気があるならもう一回チャンスをあげるわ。一か月学習コースで反省したら戻って来なさい』
阿久津「は…はい！」