MAJOR 第２シリーズ part3 (ページ35)

今日:15 hit、昨日:6 hit、合計:80,007 hit

第十五話吾郎vsマニュアル野球１ページ35

田尾「ファール！」

何球目…何十球目も阿久津の投げるナックルをカットし続ける寿也…阿久津は肩で息をしスタミナが切れそうになる…そして寿也もカットをする度フォームを崩され肩で息をしていた

特待生チームがタイムを取り阿久津の所へ駆け寄る

薬師寺「おい阿久津！馬鹿の一つ覚えみたいにナックルばっかり放ってんじゃねぇ！」
阿久津「うるせぇ！ナックルあっての組み立てだ！夢島の奴等に舐められてたまるか！」

薬師寺の言葉に苛立ちを覚える阿久津…試合が始まり米倉が寿也を敬遠させるようリードする…が

A(マニュアル野球なら敬遠策が妥当なんだけど…今の阿久津君にとってどれ程キツイか…)

Aも昔、リトル時代自分もキャッチャーで吾郎の球を取っていたから気持ちは分かる。ピッチャーが追い込まれたらどれ程キツくて辛いか…

阿久津(お前らにピッチャーの気持ちが分かってたまるか！)
米倉(馬鹿野郎！)

米倉のリードを無視し勝負をするが疲れの所為でナックルに威力がなく…そして

カァァン！

と寿也に打たれ場外へ出てしまい2点差になった

静香『特待生チーム、ピッチャーの交代をお知らせします。ピッチャー阿久津君に代わりまして市原君』

ピッチャーが変えられ驚く夢島組

静香『もう良いよ阿久津。荷物をまとめて寮を去りな。マニュアル通りにできない奴は海堂にはいらないんだよ』

低い静香の声がマウンドに響き渡る