第十五話 特待生の実力5 ページ30
キーンッと静香の声が球場に響きAは耳を塞ぎ夢島組は唖然としていた
市原「馬鹿!怒らすなよ!」
A「は、速く着替えに行こ!」
阿久津「お、おぉ」
Aが阿久津の背中を押しベンチの入り口から出す
泉「まさかあれが自?(汗」」
三宅「不良やったんとちゃうか?(汗」
吾朗「フン、尻に火が付いて本性を現しやがったな」
夢島組も静香の先程の言葉に対し冷や汗を流す
静香『あ〜ら私とした事がごめんなさーい?』
吾朗「な…(汗」
静香の変わり様に驚く吾朗
準備が整いマウンドに立つ阿久津。薬師寺達が阿久津の周りに来て何かを話していた…
静香『1番、センター草野くん』
阿久津(まったく…こんな連中に手こずりやがって…いい加減にしてもらいてーな…と!)
カァァン
阿久津の球は草野に打たれ2塁にいた吾朗はホームまで走る…ボールをキャッチした米倉は吾郎を待ち構える…だが吾郎は勢いよく滑り込みタッチされる前に米倉の足を引っ掛け倒れされる
田尾「セーフ!セーフ!」
静香『2番、ショート泉くん』
市原「フッ…出し惜しみしてるな阿久津の奴。あの球なら何球続けたって打たれやしないのに」
A「でもそろそろ何じゃない?」
Aがそう言い次の瞬間阿久津が決め球のナックルボールを投げる。ナックルボールとは、指先で弾き出す事によりボールの回転を無くしランダムに落ちたり曲がったりする難しい球で、プロでも中々見れる事が少ない球だ
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作者名:勿忘草 x他1人 | 作成日時:2017年2月24日 22時