暗殺教室卒業後、公安警察官になった山田です。【男主】

第十四話 ページ16

あらかた教えてもらったところで、夜中の一時になっていたから家へ帰った。

降谷さんに、泊まっていくか？って聞かれたけど上司の家なんて緊張しちゃいます。無理です。

お風呂入って、某コンビニで買ったお弁当食べて、歯磨きしてベットへと潜った。

今日は、ちゃんと寝れるかな？

明日から潜入捜査もあるし、昨日奥田ちゃんに会って皆にすっごい会いたいって気持ちが増しちゃったし…

今更こんな気持ち抱いても、もう遅いけどね

それでも毎日メッセージを送ってくれる元クラスメイト達には、申し訳ない気持ちしかない。

あ、あれから小林君はどうしたんだろう。

メッセージ来てるかな？と思い某メッセージアプリを開いてみる。

あ、仕事用のスマホね？

…やっぱり、来てた。



小林健介確かに公安なのに羽目を外し過ぎた。でも、公安なのに、って言葉に縛られてたら何も出来ないんじゃないか?俺だって人間だから、恋愛だってしたかった。お前の気に障ったのならごめん、謝る。お前、明日から潜入捜査なんだろ?頑張れよ



あぁ、僕は彼に悪い事を言った。

彼だって一人の人間なんだ。

それなのに僕は…

最低だ。



Aいや、小林君だって一人の人間なんだよね。恋愛だってしたいよね。それなのに、キツく言ってごめん。でも、公安って仕事は国に関わる事なんだ。だから、僕一人が羽目を外すわけにはいかないよ。うん、ありがとう。頑張る



…今日は本当に寝れるかな。

……中学の頃なんて、国の事なんてあまり考えた事がなかった。

それなのに、今なんて国を愛しているんだもん

守りたい、今の僕は

暗殺者から、国を守る騎士になっているんだから

殺し屋から騎士なんて、随分図々しいかな

……はぁ、今の僕は中学生じゃないのに

どうしてこんなにも過去に浸ってしまうのだろうか

ねぇ…、殺せんせー……

僕の選択は……、間違って、いるの……？







・








"「それを決めるのは、自分次第。A君次第ですよ」





「ははっ…殺せんせーらしいや」





「ヌルッフフフフフ、私はいつでもA君を観察…ゴホンッ、見守っていますよ」





「……………殺す」"

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