純粋と汚れの涙H×H (ページ32)

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23話ページ32

ズズッ

私は今メンチさんの隣で緑茶を飲んでいます

先程まではガールズトーク……というか、料理の秘訣？的なことを教えこまれていましたが

私が合格したことで他の受験生が焦り始めたのか、審査をしてもらおうと行列ができています

それにしても…………

次から次へと出てくるのはもはや食べることは出来ないであろう、残飯のようなものばかり

メ「全く、どいつもこいつも似たような物ば
　っかり！」

メンチさんはイライラしています

私は正直に言うと

悲しいです

なぜかって？

そんなの、そんなの、…………

貴「ゴンとキルアとクラピカのせいだーー！」

メ「えっセイラ？」

貴「せっかく……せっかく作るところ見せた
　のに！結局見てなかったんだ……！」

メ「ち、ちょっと…」

私は大号泣

貴「ゴンとクラピカなんてレオリオが作った
　ヤツとほとんど一緒じゃん！
　キルアに至ってはなんだよ！イタリアン
　か！？私の寿司のどこをどう見たら
　そうなるんだよおおおおおおおおおお！
　私の料理なんて、私なんて
　どうでもいいんだあああああああああ！」

メ「まず…落ち着きなさい」

そう、私は確かに3人に寿司の作るところをしっかり見せた

なのに、

ゴンは焼いた魚をご飯で包むように握っていた

私は確かに切り身を使ってご飯のの上に魚を乗せたはずだ……

クラピカはゴンの物におかずをつけただけだ

キルアは切り身は使ったものの全くと言っていいほど和食じゃ無い、握ってない………

そしてそれらを躊躇なく食べるブハラさんが怖い……

貴「ううっ……ヒック………うっ」

ハ「フッそろそろ俺の出番だな」

貴「誰？」

ハ「ん？俺か？俺はハンゾー
　ジャポン出身の忍者だ」

貴「ふ〜ん」

ハ「もっと他の奴らのアホズラを見てやろう
　と思ってよ、でも
　俺の他にも寿司を知ってるやつがいるな
　んて予想外だったな」

貴「あはは、
　あ、私はセイラよろしく！」

ハ「おう！」

メ「ダメね、美味しくないわ、作り直して来
　て」

ハ「あ？」

あらま、いつの間に食べたんだ

う〜ん見た目はいいと思うんだけどな……

ハ「なんでだよ！？
　寿司ってのは四角い飯の上にわさびと切り
　身を載せて握るだけのお手軽料理だ
　ろ！？」

メ「お手軽…………？
　

　っざけんなテメェ！！」

おっとメンチさんが大爆発だ