純粋と汚れの涙H×H (ページ21)

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出会い2話ページ21

貴「イム〜」

イム「なんですか巫女様？」

貴「イム〜」

イム「ハァ
　
　暇でしたら、修行でもしますか？」

貴「修行ヤ！あ〜そ〜ぶ〜」

巫女様は5歳になった

巫女としての力はすぐに操れるようになったが
念の修行はイマイチだ

集中力が無いのだ、錬をしてもすぐに止めて
遊ぼうとする……

才能はあるのだが…

貴「イム〜
　あ〜そ〜ぶ〜」

最近はずっとこの調子だ

イム「巫女様修行です錬から始めましょう」

貴「うぇ〜」

ハァ、この人は本当に大丈夫なのだろうか

ある日突然こんなことを言われた

貴「どうしてイムは巫女様って呼ぶの？」

は？この人は何を言うんだ？

貴「名前で呼んでよ」

イム「なりません
　私はお仕えしている身分ですから」

貴「どうして仕えてるの？」

ムカ

イム「それが私の役目だからです」

貴「誰が決めたの？」

ムカムカ

イム「存じ上げません」

貴「ずっとそんなんじゃ飽きない？」

ぶっちん

その時私の中の何かが切れた

イム「私だって好きで人間のお守りをしてる
　わけじゃ無い！
　誰が好きでずっとこんなことするも
　んか！！」

ハッ

しまったつい……

巫女様を見ると、涙を浮かべている

イム「も、申し訳ありません！」

貴「ご、ごめんなさい……」

そう言うと部屋を出ていってしまった
慌てて私も後を追ったが姿が見えない

脚は速いからな……

気配を探るも全く感じられない

絶か、何故こういうときは完璧にできるんだ！

イム「申し訳ありません、巫女様が逃げてし
　まいました」

爺「今すぐ探せ！」

イム「はい」

さて、どこに行ったのか……
「〜……〜〜♪」

歌？

声がする方へ行くと、そこには巫女様が

イム「巫女様？」

貴「にゃっ！？」

にゃっ、ってw

イム「先程は怒鳴ってしまい申し訳ありませ
　んでした」

貴「ううん、私はただいっつも敬語じゃ疲れ
　ないのかなってでも、怒らせちゃって
　ごめんなさい」

ああ、そうかアレは私を気づかってくれたのか

貴「それに…イムの事が知りたくて……
　イムと………………

　友達になりたくて………」

？ホワッツ？？今なんと？？

友達？？わたしと？

イム「な、なりません！
　あなたは私の主人なのですから」

貴「私はイムの主人はヤ！」

へ？