あなたが幸せなら。【アナタシア】

愛のあるお叱り【まりん】*リク ページ10

…まりんSiDE

俺の彼女は本当に危なっかしい。

今日はタシアみんなと踊り手である俺の彼女で飲み会。俺の彼女はお酒に弱い癖にすぐ飲むから、色々と心配なのである。ただでさえいつもふわふわしてるのに…

「んーねむい…」

ほら始まった。Aのスーパー甘えタイム。しかも俺に甘えてくるのではなく、なぜか芝に甘えていく。いまも芝の肩で寝ているAにイライラが止まらない。

俺のこと本当に好きなんだろうか…というかそもそも彼氏がいるのにそんなことするなんて、自分がどれだけ可愛いのか自覚してないだろ…変な人に絡まれたらどうするのか…

って、過保護が過ぎるか…

でも、流石に見過ごせないし、このままだと芝に八つ当たりしてしまいそうなので、早めに帰宅する。…Aは俺の家まで運ぼう。

「A、帰るぞ」

メンバーに嫉妬するなんて情けなかったが、仕方ない。Aが悪い。店の外に強引に連れ出し、建物の裏の人気のないところまで歩いた。

「A、お前俺が彼氏ってことわかってるか？」
「わかってるよ…？」
「芝と仲良くしすぎ。これでも心配してるの」

と言いながら抱きしめる。Aの顔はお酒を飲んだのもあって真っ赤になってしまった。

「ま、まりん…」
「今から俺のっていう印つけるから」
「はえ、あ」

そう言いながらAの首に紅い花を咲かせる。

「ん、いたあい」
「これでもう他の男には取られる心配ないか…」

思いっきりわかりやすい場所につけたので、とりあえずは安堵。でも…

「へ？私はずっとまりんのものだよ？」
「っ、馬鹿、そういう笑顔を他の奴に見せるからいつもいつもAは危なっかしいんだよ…他の男と二人きりとか絶対なるなよっ…！？」

にへらっと笑う彼女の顔を直視できないまま、俺はそう言い放った。

.

「まりんさん嫉妬してたね」
「Aちゃん、明日首にキスマつけてたりして」
「あーやりかねないですね…あの人なら」

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友希さんリクエストありがとうございます！うまく答えられているでしょうか…？

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