妹の名前は男の子っぽい【伏黒恵】

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恵side


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『恵どこ行くの！？私も行く』



『一人で任務行かないで』



『恵、私を一人にしないで』












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恵「…お前最近おかしい」







春希『別にそんなことない』



机に突っ伏したまま顔を上げない








どんよりと曇った空が重い




教室には俺と春希の二人だけだ











恵「…虎杖なら大丈夫だ。五条先生を信じろ」







春希が俺に構って欲しがるようになった


それも異常に





任務で怪我をして帰ると泣きそうな顔で怒る









春希『…私たち疫病神。虎杖君をホントに守れるのかな』



恵「…」







春希『恵も、いつか、私から遠くに行っちゃう』




顔を上げたと思ったら涙目だった









恵「俺たちは双子だ。目に見えない誰よりも強い力で繋がってる」





春希の前髪を分けて額をコツンと合わせる







春希『…ホントに？』






恵「あぁ、ホントだ」



「もしいざとなったら“アレ”を使うから、遠くに居ても春希だけには分かる」







春希『恵のバカ。最終手段として使うんじゃない。ちゃんと二人でちょうぶ








ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ





悟「あぁぁ！！恵と春希がキスしてるぅ！！？！」







春希『してない！』
恵「してません！」

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