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行きだおれ少女、拾われる ページ3
ふと、前を見ると、こっちの方に歩いてくる人影があった。
まだ幼さの残る、少年のようだった。
次の瞬間、その影が倒れた。
「…！？」
慌てて駆け寄ったら少年は、意識を失っていた。
もうずっと歩き続けていたのだろうか。
とても衰弱している。
「少し、手荒な真似をするぞ。」
俺は、少年を抱き上げた。
少年は、とても細かった。
俺が、少年を抱えて歩いていると、少年がうわごとを呟いた。
「………兄ちゃん……帰ってきてよぉ……」
少年の目尻に、涙が光っている。
俺は、走って、この少年を連れ帰った。
これが、すべての……始まり。
後に混乱を招く、出来事だった。
だが、そのときの俺は、まだ、そんなことなど
知るはずもなかった。
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カナメ(プロフ) - はじめまして！山崎さんの小説ってあまり無いので嬉しいです！これからもずっと応援させていただきますので更新頑張ってください！ (2019年9月8日 20時) (
レス) id: 145fd65c53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ETERNAL〜永遠〜 | 作成日時：2019年7月7日 7時
