旅立ち ページ14
｢イレブン！A！｣
この声は……！
ダッダッダッ
エ｢はぁはぁはぁ…これ受け取って！昨日2人が旅立つって聞いて急いで作ったの！｣
私とお兄ちゃんはエマのお守りをうけとった
エ｢デルカダール王国は村を出て北にあるわ。村の外は魔物がいて危険だからそのお守りをしっかり身につけていくのよ。｣
『ありがとう』
イ｢ありがとうエマ｣
エ｢うん…どんな使命があるのか私にはわからないけどどこにいてもこの村のこと忘れないでね。｣
エ｢絶対に元気で帰ってきてね！イレブン！A！｣
イ｢うん！｣
『ぜったい！』
私たちはウマを走らせた
『あーついに村をでちゃったなぁ』
イ｢そうだね…あ、そういえばAって僕と同じ格好してるから一人称私じゃおかしいんじゃない？｣
『あ、それもそうだねじゃあねぇ…俺とか？』
イ｢いやなんか違う｣
『おいら？』
イ｢違う｣
『ワタクシ？』
イ｢違う｣
しばらくして
『僕？』
イ｢そう！その方が絶対いいよ｣
『それなら最初っから言ってくれれば良いのに』
イ｢うっ｣
※ウマで走ってます
｢おーいそこの兄ちゃん達！｣
『へ？』
イ｢ふふっっ｣
謎のおじさん？に呼ばれた
イ｢行ってみよう｣
『うん』
ウマから降りておじさん？に近づく
｢お前さんたちさては冒険初心者だな。何も知らねぇまま旅をするなんて危険すぎるこの俺がいいことを教えてやる｣
『勝手に喋り出した』ﾎﾞｿｯ
イ｢そういう事言わないの｣ﾎﾞｿｯ
｢あそこにたき火のあとが見えるだろ。たき火のあとがある場所ではキャンプをしてゆっくり休んでいくことができるんだ。キャンプをしたい時はたき火を調べな。キャンプをしている時は夜になるから憩いのひと時をのんびりと楽しむといいぜ。……なに？こんな開けた場所で魔物に襲われないかって？｣
『聞いてない』
イ｢同じく｣
｢ふっふっふ安心しな。あそこに女神像があるだろ？あの女神像には神聖なチカラが宿っていて魔物を寄せ付けねえんだ。それだけじゃねぇあの女神像は町の教会と同じようにお祈りを聞いてくれたり毒の治療をしてくれたりするんだぜ。まぁ習うより慣れろってヤツだ。おれの話が終わったらさっそくたき火のあとや女神像を調べてみるんだな。こんなキャンプ地は世界各地にあるからよ。新しい土地を見つけたらまずキャンプ地を見つけることをオススメするぜ。｣
｢…最後にこの言葉をおぼえておきな。旅にキャンプは欠かせねぇ。｣
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作者名：キャンディ | 作成日時：2017年9月11日 0時
