【ドラクエXI】勇者には双子の妹がいる (ページ13)

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地図ページ13

村の入口まで来た

入口にはお母さんが待っていた

ペ｢いよいよ出発ね。旅立ったらしばらくは村に戻れないかもしれないよ。村のみんなにはあいさつしたかい？この村のことを目に焼き付けたかい？｣

『うん。みんなに挨拶したよ』

イ｢村も目に焼き付けたよ｣

ペ｢それじゃあ出発していいんだね？｣

私たちは頷く

ペ｢分かったわ……さぁおいき。｣

『みんな…』

ダ｢こんなにも早く旅立ちの時が訪れるとはな。お主らの祖父テオにもその勇姿を見せてやりたかったわい｣

『村長さん…』

ダ｢テオがおぬしらを拾って…いや！連れてきたのはたしか16年前じゃったのう…ごく普通の子供だとばかり思っていたおぬしらがまさか勇者の生まれ変わり…血を引くものとはのう…｣

勇者…生まれ変わり…血を引くもの……

ダ｢…勇者とは伝説の英雄。その昔大いなる闇をはらい世界を救った人物と聞く…イレブン、おぬしがそんな大それた人物の生まれ変わりだとは到底思えんが…まぁテオが言うならそんなんじゃろうな｣

お兄ちゃんは勇者…今でも信じられないけど…

そして私もかつての勇者の血を引いている…

ダ｢デルカダールの王さまに会ったらくれぐれもこの村のことをよろしくな。勇者さまを育てた村ということで王さまからなにかほうびがもらえるかも知れんからな｣

｢村長！そりゃはしたないですって！｣

うん。村長さんそれはダメだよ

ダ｢わっはっはっは。冗談じゃよ。冗談…ともかくイレブン、Aよ。この先おぬしらにはわしらでは想像もつかぬような運命が待ちかまえているかもしれん！故郷を離れ旅に出るおぬしらにこのロトゼタシアの地図をさずけよう。道に迷った時はこれをみるのじゃ。｣

『ありがとうございます！』

イ｢ありがとうございます｣

お兄ちゃんは村長さんから地図を受け取った

後ろを振り返るとうまがこちらに歩いてきていた

ダ｢このウマ2頭もおぬしらさずけよう。村いちばんの器量よしのウマたちじゃぞ｣

私たちはウマに乗った

『わぁ高い…これからよろしくね』

私はウマをなでながら言った

ダ｢村を出てまっすぐ北へ向かえばデルカダール王国じゃ｣

ペ｢イレブン、A。あんたたちは自慢の息子と娘さ。つらいことがあってもくじけずにがんばってくるんだよ。｣

イ｢母さん…｣

『お母さん…頑張るよ私たち』

｢イレブン、A！元気でなー！｣

みんなが手を振りながら言う

『みんなも元気でね！！』

｢イレブン！A！｣

この声は……