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はち ページ9

『Aは家どっち?』





『え゙』





急な呼び捨て、





いつからそんな仲になったっけ()





『あ、ごめん嫌だった…?』





そう言ってまた悲しそうな目を向けてくる





正直そういうぐいぐいくるのは苦手、というか不慣れ


だが





『いや別にいいですけど…』





そう答えるしか選択肢がない





『ありがと ヘヘッ



ちなみに俺家こっちなんだけど…』





う、、、





『お、同じですよ』





『おっやったね一緒に帰ろ-?』





頑張れ僕。元気だしてこ-()





『まぁはい』





『嫌だった…!?』





『そんなことないですよって』






なぜすぐ心を見透かすようなことを…






そういう所が嫌ではないが…苦手ではあるんよな()











『あ、俺にも敬語取ってさ呼び捨てで呼んでよ』





うん。いつかは言われると思ってた





『呼び捨てはちょっと…』





『じゃ、じゃあせめてくん呼び…!!』





『分かったから…水琴くん、これでいい…?』





『そそやったねニコ』





そう言ってわかりやすいくらい笑顔で喜んだ





そんなに喜ぶことなのか、?w





『ふふっ』





『あ、やっと笑った』





『え?』





『会ってからずっと暗い顔してた


特に拓が家行きたいとか言った時とか』





あのとき、、、





作り笑いしたはずなのになんで…





『ちょ、ごめんごめんまたそんな顔しないでよ』





僕そんなに感情顔に出してるのかな





そんなつもりないのに…





『どうして…』





『ん??』





『どうしてそんな人の顔とか…見てるの…?』





『あぁ…人の顔色を読むのが癖になっちゃってて





そのくせ気になったことはなんでも聞いちゃうからさ』





『癖…になるもんですかそれ』





『俺の家少々荒れてたから…親の、ね





それもあって家の話が出て時顔がくもったから何かあるのかなって思って…』





『、、、』





そう、だったんだ





お話してるだけでは全く分からなかった





自分と同じなんて……






『ごめん思い出したくないことを言ってしまったよね…』





その瞬間





あの暗い部屋が脳裏にフラッシュバックした。

きゅう※→←なな



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作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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作者名:was | 作成日時:2022年8月12日 3時

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