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よんしゅうなな ページ48

気付けばもう修学旅行3日目、最終日。





1日目の夜も昨夜も夜更かしするぞなんて同室の子達と張り切っていたが疲れからかすぐ寝てしまった





ちなみにアニメや小説の展開で別の部屋に行くとか異性が居るとかそういうのが有り得ないのは修学旅行経験者ならご存知でしょう。






余談はさておき今日の予定は街の探索





という名の結構制限のない班での自由行動





『「おっしゃ遊ぶぞー!!!」』





なんて3日目の疲労なんて知らないふりで食べ歩きをしたり柄にもなく風景の写真を撮りまくった





風景を楽しんでいると近くのお土産屋さんから水琴くんが出てくるのが見えた





『いいの買えました?』





『おう!美味しそうなお菓子買ったから食べるのが楽しみっ』





随分買い物を楽しんだご様子





『他の5人もお店でお買い物してる?』





『いや俺だけ、Aの方にいると思ったんだが』





あれ





『『もしかしてはぐれた…』』





『なんでこうすぐにはぐれちゃうの、、』





『LIME来てないし…あいつら絶対どっかで遊んでんな』





『えぇどこにいるんだろ…』





ん…? もしやただどっかで遊んでるんじゃなくて



わざと2人きりにさせたとか…ある訳…




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
-回想中-


テーマパークではぐれた時



男子1「あとこのこと水琴は知らないから」



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈




やっべこれわざとだ(確信)





告白させる機会を作ったなんて気付けばもう手遅れ





いつも通りの行動をどんどん意識してしまう





『A?顔赤いぞ…?』





『あっ…えと、なんでもない…』





名前を呼ばれる度に顔に熱が集まるのがわかるし


胸が締め付けられるように苦しくなる





何これ…どうすればいいの…





ピコン




そんな時僕のスマホだけ通知音が鳴った





どうやら個チャにメッセージが届いている





通知の主は男子1くんから





男子1折角2人っきりにしてやったんだから告白しろよな!!!!w





いやいやいやいや




そんなん言われたら逆に緊張するじゃん!?





なんて目をぐるぐる回している時だった





『なに…そのLIME…告白…って』





『…っあ!?』





水琴くんは開いたままにしてしまっていた僕のスマホの画面を見て顔を真っ赤にしている





その顔には明らかに焦りと驚きの文字が書かれていた





ど、どどどどうしようばれちゃった…っ

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作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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作者名:was | 作成日時:2022年8月12日 3時

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