僕らに理想なんて___｡〖名前変換オリジナル〗 (ページ38)

今日:9 hit、昨日:2 hit、合計:3,190 hit

さんじゅうななページ38

『そんなことが…』

夢の中を一通り話して今教室へ帰っているところ

『病院には苦い思い出があるんですよね…』

『だから俺が救急車呼ぼうとしたら全力で止めてたんだ』(10話参照)

『あんまり記憶ないけど…反射的に…w』

『そっか､話してくれてありがと

こういう話もっと吐き出した方がいいよ』

何を偉そうに､w

それに

『いやいいよ､話暗くさせたくないし

そもそも話せるような人､拓は忙しそうだし今は水琴くんしかいない』

『……』

『水琴…くん…?』

急に立ち止まったので横を見ると水琴くんは俯いたまま

『じゃあ俺にもっと話してよ』

確かにそう呟いた

『だからこういう雰囲気にさせたくなくt 『A気付いてないでしょ』 …?』

今度は僕の目を真っ直ぐ見て言った

『いつも昔のこういう思い出話してる時敬語になってること』

え､､､そうなのかな…全然自覚ない…

『それってさ､もうあんまり心の余裕ないって事なんじゃないの…?』

『…っ』

『話す為に思い出すのは辛いかもしれないけど、話した方が話す前より絶対楽になるって俺思ってる…ってか実際に体験した、。

今のA見てると気持ちが抑えられなくなっていつか心が爆発しそうに見える､

俺はそんなの見たくない…もっと俺を頼ってくれ…

また大切な人が何処かへ行ってしまうのはもう御免なんだ…っっ』

あぁこの人はどこまで行ってもお人好しだ

こんな古傷が治らないボロボロの僕も全部包んでくれそう。

どうしてそこまで優しくしてくれるの…

『あり…がとっ……ご…ごめんなさぃ…』

優しさに対する嬉しさと

昔を思い出した悲しさと

水琴くんのお願いを聞きたいのにまだ出来ないハードルの高さに対する苦しさと

もうぐちゃぐちゃな状態で涙声を絞り出した

それから教室に着くまでも着いた後も

会話を交わすことも目を合わせることすら無かった

勿論最後の言葉はどういう意味だろうかということも､､､｡

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

雰囲気壊す感じですみません…
敬語の件は本当に前からこだわって敬語で喋らせているので良ければ見返してくださると嬉しいです。
点々と話しているので見つけずらいかと思いますが…

それではここで失礼しますBy主