検索窓
今日:12 hit、昨日:2 hit、合計:3,193 hit

さんじゅうさん ページ34

『あっちぃ…』





気付けばもうセミがうるさい季節





衣替えも済み、学校へ向かいながら白っぽい制服の胸元をパタパタする





すると





「やっほ〜 Aちゃん!!!」





後ろから元気のいい女の子の声。声の主は女の子と言えば





『あ、絵美ちゃんおはよう…!





珍しいね拓は?』





「今日はお休みなんだ〜」





『そ、そうなんだぁ』





あれ、適当に言ったつもりだったんだが…





拓と絵美ちゃんが一緒に帰ってるのは知ってるけど





一緒に来てるのは初耳だな()





まぁ仲良さげだし当たり前か





「Aちゃんどうかした…?」





っていかんいかん、





『ごめんねぼーっとしてただけ…w』





「そう?でもAちゃん変わったよね」





なんて顔を覗き込まれながら思ってもない話になった





『え、何なに急にどうしたの』





「なんというか初めて会った時より雰囲気が明るくなった気がする」





『そうかな…全然自覚ないけど…』





「とってもいい事だから!





それに明るくなってAちゃん可愛くなったよ」





えと…何を言ってらっしゃる??()





ってかめちゃめちゃ可愛い絵美ちゃんに言われるとか有り得んて天地ひっくり返るよ??(?)





『またまたぁ




僕が可愛かったら全人類の女の子かわいいことになるから』





「えぇそんな事ないしもっと自信持ってもいいと思うけどなぁ?」





『そもそも内面そんな変わってないし…




まぁちょっと最近学校が楽しくなったくらい…』





もちろん騒がしいったらありゃしない水琴くんのおかげ





「あ〜やっぱり水琴くんか




最近楽しそうに話してるもんね廊下で見かけるよw」





『…っ!?』





ど、どどどうして急にその名前が…





絵美ちゃんもエスパーなのか…!?()





「ふふっ 進展楽しみにしてるよ〜」





「進展…どゆこと…?」





僕の声が届いたのか届いてないのか絵美ちゃんはニコニコの笑顔で手をひらひらさせた







そこがお互いの教室前だったと気付いたのには少し時間がかかった

さんじゅうよん→←さんじゅうに



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:オリジナル , 恋愛 , 名前変換オリジナル   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:was | 作成日時:2022年8月12日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。