9.初講義 ページ13
翌日、マイクのルームメイトであるランドールも加わり、四人で講義へと向かうことになったコーデリア一派だが……
「まさか男だったとは……(可愛いってそういうことね)」
「ココのやつ、俺のことどう紹介したんだよ……」
コーデリアの親友であるモンスターがどれだけ完璧な美女であるか勝手に期待していたナンシーに何故か罪悪感を抱くマイクであった。
この元凶であるコーデリアはというと
「マイクと同室なんて羨ましいな〜この野郎」
「あはは……///」
呑気にランドールにウザ絡みしていた。
「へぇ、ランドールも怖がらせ学部なんだ〜」
「う、うん、そうだけど……意外？」
「いんや。ただ、すっごい賢そうな見た目してるから理系かなって思った」
「そ、そうかな……///」
早速ランドールはコーデリアの無自覚な誉め殺しの餌食になって骨抜きにされてしまった。
人付き合いが得意ではないくせにこうやって信者を増やしていくのだ。
講義室へ着くと、四人は仲良く横一列に並んで座った。
「うぅ……緊張する」
「大丈夫だよ」
「ZZZ〜」
「初日から寝ないの！！」
席に着くや否や過度な緊張に襲われるランドール、落ち着きつつも内心ワクワクしているマイク、速攻眠気に襲われ眠りについたコーデリア、マイクの代わりにツッコミにまわるナンシー……初日だというのに、既にカオスな空間が生まれていた。
「おはよう諸君。怖がらせ学部の初級へようこそ。私はナイト教授だ」
そんなカオスな空間を遮断するように厳格な声が講義室内に響き渡った。
その方へ目線を向けると、一人のモンスター……ナイト教授が黒板の前に立っていた。
「君達は自分の町では一番怖いモンスターかもしれない。だが、ここは私の町だ！私は怖がったりなどしない！」
バンッ
「ひぇっ！」
ナイト教授の早すぎる前言撤回はさておき、大きな音が鳴り響くと同時に上部にある窓に大きく恐ろしい影が現れた。
影は講義室内を飛び回り、やがて着地した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ペロンソ(プロフ) - アンズさん、ありがとうございます！！少し前の映画なので需要はあまりないかな？って思っていましたのでそう言っていただけて嬉しいです♡慌ただしい大学に通っていますので、可能な限り更新していきます！(*´꒳`*) (2022年8月7日 4時) (
レス) id: 076202af0a (このIDを非表示/違反報告)
アンズ(プロフ) - MUで夢小説書いてくださるの需要しかないです……！面白いので是非更新していただきたいです！(ㅅ˙ ˘ ˙ )♡ (2022年8月6日 0時) (レス) @page14 id: af5bfd0de9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ペロンソ | 作成日時：2021年11月6日 8時
