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ふぅ、と煙を吹く。
バルコニーで1人黄昏ていると後ろから声をかけられた
「あ、ショッピ君やん。」
「ゾムさん。どうしたんすか」
ニコニコとキラキラした笑顔で珍しくタバコを吸っている俺に近づく。よっぽといいことがあったのだろう。とても聞いてほしそうにソワソワしているものだから、どうしたのか聞いてやる
「やっとなあ、トントンの拷問部屋が空いたねん…んふ、ふふふ、ひははは」
「ああ、それで」
なるほど、それなら彼から少し血の匂いがするのも頷ける。
じゃあ、なんで今こんな所にいるんだろうか…？ゾムさんはこんな所で道草を食う人間だったか？
「今なあ……隠れんぼしてんねん！」
「は？」
「俺に見つかる度に体の一部がどんどん無くなってくんよ…もうえーっと…」
ごそ、とパーカーの胸ポケットの辺りを探りぼろりと出したのは人の指。
本人に言ったら反感を買うだろうから言わへんけど趣味悪……。これは詐欺師さんご愁傷様ですわ。
……まあ、俺の先輩に手を出したのが運の尽きというやつやけど。
「ていうか、トントンさんの部屋空いたのに使わなかったんすか。勿体ない」
「まあ、あと指3本くらいで部屋に戻すからええやろ。なんか泣いて喚いて煩かったけど口塞いだったんよな。針あったから。俺の色でちくちくちく〜って。
……俺そんなに裁縫得意やないけど」
「怖」
「ショッピ君もやろ〜！！さっきの侵入者のオトコノコ潰してもうたんやろ？
いやぁ！泡吹いて気絶したところ滅茶面白かったな！」
「気絶するなんてめんどくさいだけやないですか。」
「起こすのが楽しいんやん」
……ああ、やばい。口角上がってきた。
さっきの侵入者結局殺してもうたんよな…。最後の最後に家族に合わせてくれって頼んできたから住んでる住所聞いたらあっさり吐くし、拘束といてじゃあお前は自由やでって教えてあげた。
もちろん、直後頸動脈ぶっ刺して殺したけど。
俺は約束守るから、ちゃんと家族も向こうに送ってあげる。
でも他国にまで行かなかんのめんどくさいなあ…どうせ戦争するんやしそんときでええやろ。
「ゾムさんそろそろ見つけなくていいんですか」
「？なんのこと？」
「は？いや、詐欺師」
「あ、あ〜。アイツな。逐一にロボロに見張らせてんからどうせ知ってんねんなあ」
おっ、詰みゲー！
ゲームやったら滾るけどさすがにゾムさんのゲームやったら絶望やな！
「今思ったけど臭。俺もう行くわ」
「かけたりましょか」
「殺すぞ」
「おー怖」
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まうる - 一言だけ言わせて下さい 最高過ぎて死にそう (2019年8月25日 22時) (
レス) id: a48c43d4d7 (このIDを非表示/違反報告)
根無し(プロフ) - Jpipiさん» ありがとうございます！ (2019年8月23日 20時) (レス) id: 7ed1204e38 (このIDを非表示/違反報告)
根無し(プロフ) - ねこさん» ありがとうございます！私も個人的にこの表現気に入ってますので嬉しいですね。静かに狂気が這いよります。 (2019年8月23日 20時) (レス) id: 7ed1204e38 (このIDを非表示/違反報告)
Jpipi - あ、ヤバ…。尊い＾＾ (2019年8月23日 19時) (レス) id: 022f9f82f7 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - トントンの恍惚とした、って言う表現すこです。ていうか狂った感じが大好きです (2019年8月23日 11時) (レス) id: b1b20001d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：根無し | 作成日時：2019年8月18日 17時
