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15パック目 ページ42

「へぶ」

ズテン、という効果音とともに庭ですっ転んだのはAだった。

「あちゃ、血が出ちゃってる。絆創膏もらっておこう。」

それが、つい30分前の出来事だ。そして今、私はその傷口があっはずの場所を見て開いた口が塞がらない。

「……き、キレイさっぱり、なくなってる」

少し仕事をしてからでいいか、と放っておいてしんぺい神のところまできた私は傷口を見せようとスカートを捲ればそんなものがどこにもないのだから驚く他ない。

「…………なるほど、もうこんなに顕著に出始めるとは思ってなかったなあ」

「え?一体なんの?」

「え?亜人化の」

「え?」
「え?」

「「………………」」

「「エエェ〜〜っ!?!!?」」

「ああああああ亜人化!?なにそれ????」

「う、嘘やん!?みんなから聞いとると思ってるやん!?」

ガシャンッ、とステンレスの器が落ちて、2人でやっと状況を整理する。
正直、もう、なんとも言えなかった。
なんでって言われても、いや、普通に驚くよ。
毒の副作用があるなんて、しらないでしょう、普通。ましてや、教養だって無い方の人間なのだし


「グルッペーーーン!!!!」

ガタンッと会議室と書かれた部屋の扉を荒々しく開けるとそこには、グルッペン、トントン、マンちゃん、エミさん、ゾム、コネシマ、ロボロがいた。

「宣戦布こ……って、なんだ」
「私!!亜人化!!!してるんだって!!!!?????

初めて聞いたんだけど!!」

ずいずいと近づいてくるAに圧されたグルッペンはしどろもどろに答えた

「お、おう…?
え?まさか今気づいたのか?」
周りの幹部達もざわつき出した。

「はっ?当たり前でしょ!?」

「いや、勘づいてはいるんだろうと」

「そんな鋭い女じゃないんだけど私??」

そこにあった資料をぶんとって、机の上にあしをのせ、太ももを晒す

「うまそうやな」
「変態シマは黙ってて!!」

「へんたい……」
「げ、元気出せよシマ」

ビッ!とその資料をふとももの上でスライドさせる。すると、当然のようにするどい紙が肌を切る

「いっ……」
「当たり前やろ…ん、甘い」
「な、なに舐めてんの?」

「……勿体ないやろ?」



亜人化してるとして、彼の思考を理解できるようになるだろうか?

◇→←◇



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アリス - お疲れさまでした。とてもよかったです、これからも頑張ってください!!! (2020年10月4日 15時) (レス) id: 48980b5e27 (このIDを非表示/違反報告)
闇ちょこ(プロフ) - だーーっ!!((番外編は結構甘々で面白かったですぅ…もう10周してきます!! (2020年5月25日 13時) (レス) id: f89a326571 (このIDを非表示/違反報告)
ぺとるしか(プロフ) - どうしてもまたこの作品が読みたくなって、夜中サイト内を探し回り漸くたどり着きました…!!本当に大好きです…名作…!!何度も読み返したくなる素敵なお話を書いて下さり、本当にありがとうございます…(;ω;)また最初から読み直したいと思います!! (2020年5月12日 4時) (レス) id: 1ba63f4cc0 (このIDを非表示/違反報告)
倉崎(プロフ) - ふぃやぁ!!!感動しました。お疲れ様でした!!!! (2019年6月30日 19時) (レス) id: 27aa211cd5 (このIDを非表示/違反報告)
山内優菜(プロフ) - 完結お疲れ様でした!これが最後なのが残念です(TT)ありがとうございました! (2019年6月28日 20時) (レス) id: 6807067b24 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:根無し | 作成日時:2019年6月9日 12時

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