伝説の魔術師、自分(問題児)です。２ (ページ4)

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５４理不尽の連鎖ページ4

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アップにして見ると、

金色のバッチを付けた男の苗字も

“山田” だった。

………もしかして兄弟なんかな？

「いや、だから………」

「ぅるせえ！

…………ぅあ"ぁ！！？」

取り敢えず山田(兄)を

3km離れた公園にワープさせといた。←

「っあれ、に…兄さん………？」

『君の兄貴は3km離れた公園で

今頃わけわかめだろうよ』←

山田「………Aじゃん……。

久しぶり」

『久しぶり。………んで、

何で兄貴と揉めてたん？』

山田はあー…、と口を噤んだが

静かに話し始めた。

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山田「…………兄さんさ、

俺と違ってSランクなんだよ」

山田「だけど、前の能力バトル大会、

Eランクの人間2人が

Aランクに昇進したわけじゃん？」

鹿乃ちゃんと自分の事か。

山田「それで衝撃を受けた

Sクラス担当の先生が授業を一層

厳しくしたらしくて。

………こんな威力、元Eランクの

奴らでも出せるとか言われたんだと。」

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ん？

それ、俺が悪いんじゃね？？←

『、何か………ごめん』

山田「別にAが悪いわけじゃ………」

山田「そもそも、俺がEランクだから

馬鹿にされるんだし、…………」

あーあー、ネガティブ思考？

ったく

山田「少し能力使えるからって

この学園に入っても意味無かっ((ﾊﾞｼｯ

当の山田は「？！」って表情。

『…………諦めが早い。

せめて、そのノート見て

最後にチャレンジしてみたらどうよ。』

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このノートは以前、

能力バトル大会の練習で鹿乃ちゃんに

教えた時に書き込んだものだ。

鹿乃ちゃんの能力のみに活用できる

技術を書いたページは切り取ってる。

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『………じゃーね』

【強くなれよ】

そうテレパシーで伝え、

皆が居る場所へ足を進めた。

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まだ、理不尽の連鎖は

断ち切る事は出来ないみたいだ。