笑って泣いて君をみる

誘拐されて心を壊されて手首をガラスで傷つけ血をだしながらどうして私は生きているのといってる君をみる ページ12

太宰治
「君がいなきゃダメなんだ……」
あなたに救われた彼
今度はあなたが彼に救われる番です
彼からのまっすぐな瞳、何も感じなかった手首がじんわりとあたたかく、痛くなるのです

中島敦
「僕だって、同じです……けどAさんがいるから生きたいって思えるんです」
敦君の笑顔でちょっと心がかるくなります
壊れた心だってなおります
心のそこから心配してくれる彼に涙が止まらないのです………


中原中也
「俺が、あの時に……、すまねェ………」
あなたが狙われていることを知っていながら救えなかった自分を悔やみます
泣きそうにこちらをみる彼、
あなたも彼も笑顔が素敵なのに……


芥川龍之介
「止めろ……」
ガラスを無理やり掴みます
彼の手から真っ赤な血が腕迄伝ってきます
あなたは彼の手からガラスをおとすでしょう
言うまでもなく心配だったからです
けれど、それと同じくらい彼も心配しているのですよ？


ドストエフスキー
「貴女は僕の生きる意味です、僕が生きるために貴女も生きてください」
彼がいない世界なんて灰色でしかありません
それは、彼にとって貴女がいない事と、同じことなのです
また彼と同じように、彼は、貴女の生きる意味なのです


夢野久作
「僕が、君に生きててほしいから」
笑いあえる日常がほしい、ただ、それだけのこと
しかし手を伸ばしても光に届かない彼にとっては貴女しかいません
一人だけおいていくなんてしない、いやできないでしょう？



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どうも
雨空です
新作ですが原作のイメージが崩れるとのご指摘をいただき、消させていただきました、すいません
しかし、この駄作者、めげずに新作またあげますので、できたらみてやってください

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