【黒子のバスケ】平凡一般モブ系少女ととある赤色の天帝【赤司征十郎】

モブ23人 ページ24

「せ、先輩、凄く速いです……」

白蘭先輩を見ながら思わず苦笑い。

あっという間に1位に躍り出た白蘭先輩のチームは、結局そのまま順位を保ってゴールした。

それも、白蘭先輩のおかげと言ってもいいとおもう。

私には到底出来ないことだと考え、少し気分が落ちた。

「まあまあ、そこまで落ち込む必要ないって」

「あ、先輩お疲れ様でした。速かったですね」

いつの間にか後ろに立っていた白蘭先輩がそっと肩に手を置き慰めてくれる。

どうして後ろに立ってたり、気持ちが分かったりした先輩に驚いてないのかって？

いつもの事だからです。

「次、Aちゃんのブロック演技だよね？ファイトだよ!!」

「あ、ありがとうございます!!」

先輩と軽く談笑していると、また白蘭先輩は誰かに呼ばれた。

「これだから人気者は辛いよ」

なんて軽口をたたき、笑いながら行ってしまった。

「黒瀬さーん!!ポンポン持ったー？」

「あ、まだです!!」

同じブロックの同級生の方に声をかけられ、我にかえる。

「緊張するよねー。あ、でも黒瀬さん、練習の時凄く上手だったし大丈夫か」

「そんな、私なんてまだまだですよ。今も心臓が張り裂けるんじゃないかってくらい緊張でバクバクしてますし……」

「あっはは!!まあ、気楽にいこ!!」

クラスの中で人気者である彼女が、何故親しまれているか分かった気がした。

さっきまで本当に破裂しそうだった心臓は、今は少し落ち着きを取り戻している。

両手に持ったポンポンを軽く振ると、光が反射してキラキラと輝いて見える。

それが、とても綺麗に見えた。









▼最近更新が遅くてすみません

▼リアルが何気に忙しくて時間が取れてなかったりしてます

▼それでも完結までは持っていくので

▼どうぞよろしくお願いします

▼今回の話で出てきたクラスメイトの軽い紹介をしておきます

▽クラスの人気者

▽女子生徒

▽明るい

▽しつこい明るさでないことから、周りに慕われる存在

▼あまり詳しくは決めてないので

▼容姿などは皆さんのご想像にお任せします

▼では改めまして

▼これからもよろしくお願い致します

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