part five カラ松さん ページ7
貴「む、六つ子…!?」
私は驚いた。六つ子なんて初めて見たし、初めて聞いた。
それに、こんなきれいな姉妹とかとても羨ましく、この輪にいていいのか不安になる。
松野さん「す、すまない…驚かせてしまったな」
松野さんは私を見ながら心配してくれた。
私は首を横に振った。
貴「ううん、大丈夫だよ。よろしくお願いします…!」
そして私は笑顔で松野さんを見た。
すると松野さんは頬がほんのり赤くなった。
私は不思議になって松野さんを見つめた。
貴「松野さん…?」
松野さん「ん!?あ、いやすまないっそ、それでだな。こんな感じで松野がいっぱいいるんだ。だ、だから。よければ松野じゃなくて、カラ松って呼んでくれないかい?」
松野さんはおどおどしながらも私に笑顔で話してくれた。
から、まつ
人を名前呼びにしたのっていつぶりだろう。小学生の高学年になってからはほとんど苗字呼びだった。名前呼びなんか悪いと思ってた。
でも、そのとたん友達みたいだと思った。
いい、のかな。名前呼びでも
貴「か、からまつ…さん」
松野さん「!!ッ〜〜〜〜かあわいいな〜〜〜Aは!!」
するとからまつさんは勢いよく抱き着いてきた。私が驚いてるとその場にいたおそ松さんとチョロ松さんが「あら〜」「おいおい…」と突っ込みを入れていた。
そ、そういえばなまえ、呼びだ。
私は嬉しくなった。
貴「よろしくね…!カラ松さん!」
そしてもう一度名前を呼んで、抱きしめ返した。
高校の友達が出来た瞬間だった。
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作者名:蘭子さん | 作成日時:2017年11月28日 12時