【おそ松さん】隣の席【カラ松♀】 (ページ3)

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part　ｏｎｅ.　隣ページ3

ざわざわと騒がしい中ひとりでに階段を上っていく。
先輩だろうか、メイクをこなした可愛い人たちが横切って行った。
メイクなんてやったことないから少し憧れた。
いろんなことを考えながら歩いているとその目的の場所についてその場にとまった

(っと…ここかな)

1－2。
ここが私のクラス。胸を高鳴らせた。
上を見上げ、胸のあたりを握る。

(今度こそ私、たくさん友達作るんだ…！)

緊張の気持ちを抑えながらもその目の前の扉を開けた。
そこには、
沢山の女の子達。

(男子がいない…)

私はとても安心した。そして周りを見れば、笑顔で話している子達、メイクをしている子達、本を読んでいる子など色んな子がいた。
私はその子たちの横を通り過ぎて、自分の名前が書いてある席に座った。

(ここが…私の席…)

胸を躍らせていろんなことを考えていると隣の子が席に座る音がした。
私はその音に過剰に反応した。

この学校には知り合いはいないはずだし、話しかけても…大丈夫。だ、よ
少々不安な気持ちを持ちつつ、そっと顔を上げ、隣を見た。
その勢いで話しかけた。

貴「おっ、おはよ…！！！」

そのとたん私は驚いた。

隣の人はさっきの美人さんだった。

美人さん「あっ…！！さっきの！！おはようっ！同じクラスだね！」

美人さんは私に向かって笑顔で返事を返した。
わ、わあああッ…オーラが全然違うよ…！！！！(・_・;)

貴「う、うんよろしくね」

声が震える。冷汗が流れる。私は今最大の挑戦をしている。
人とさえ話すことが苦手なのにものすごく美人な人と話すだなんて…！！！汗
私はとっさに下を向いた。

とりあえず顔を合わせちゃいけない気がする(;'∀')
ずっと俯いていると視線を感じた。
そっと顔を上げればその美人さんがこちらを見ていた。

貴「ひゃっ！？」

おどろいて声を小さく上げる。
するとその反応に美人さんはきょとんとした。だが、

美人さん「ふ、あはははッ…！梅原さんは反応が可愛いなっ」

凄く笑い出した。私は驚いて呆然とする。顔が少し熱い。

美人さん「はーーッ…あっ、梅原さん顔真っ赤だな。かあわいいな」

さっきから可愛いと何回も言われてる。けして可愛くなんて無いし、美人さんの顔には程遠いほどなのに。感謝したほうがいいのかなと思い私も小さな声を振り絞って美人さんに返事をした。

貴「あ、有難うございます…？えっと、まつの、さん」

そういうと松野さんはまた少し驚きまた、笑った。