25話 ページ25
誰も喋らなかった
誰も喋れなかった
ンダホの嗚咽が無機質な廊下に響く
残り3ヶ月…
『気にしないでいれると思ってるの！？』
確かにその通りだ…
まだAは20歳なのに
俺より4つしか変わらないのに
あと3ヶ月で死ぬなんて言われて
気にしないでいられるわけないよな…
だからこそこのまま帰っていいのかよ…
ﾏｻｲ「なぁ…戻ろうぜ？話聞いてやろうぜ…？」
シルクがギュッと歯を食いしばったのが分かった
俺の言葉を無視して早足で進んだ
ﾏｻｲ「このままじゃ…ダメだって…！」
ｼﾙｸ「うるせぇなぁ…！」
振り返ったシルクを見て後悔した
ｼﾙｸ「俺らが傷つけてたんだぜ？どうしろって言うんだよ…！」
もう、何年もいるからわかる
シルクが泣きたくなるくらい傷ついていることくらい
ﾓﾄｷ「ホントは聞いて欲しかったのかもね…Aちゃん少し変だったし」
ﾝﾀﾞﾎ「わかんないよ…もう何が正しいのか、わかんない…」
モトキの言葉を聞いて安心したのもつかのま
ンダホの涙声に打ち砕かれる
押し寄せる不安
いなくなる恐怖
免許…取れそうなんだぜ…？
こんなに短期間で取れるなんて思ってなかった
パソコンとかカメラのことでいっぱいの頭に
思い切り詰め込んで
Aの笑顔だけ思い浮かべて…
ンダホの車みたいに大きくなくても
軽自動車でも全然いいから
ただ2人で…
ﾓﾄｷ「マサイ…このあと話せる？」
ﾏｻｲ「あぁ…」
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りん(プロフ) - とても感動しました。本当に素敵な作品でした、これからも応援しています！ (2021年7月19日 12時) (
レス) id: 455f01eeaa (このIDを非表示/違反報告)
*のの(プロフ) - みかんさん» 分かりました！わざわざコメントありがとうございます！ (2020年11月9日 22時) (レス) id: 271830f170 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - これも残して欲しいです！ (2020年11月8日 21時) (レス) id: f236b70c3f (このIDを非表示/違反報告)
*のの(プロフ) - @さん» ありがとうございます！違う作品も読んだらぜひコメントください！ (2019年9月23日 9時) (レス) id: 139f9ac550 (このIDを非表示/違反報告)
@ - とても感動しました！！こんな素敵な作品を作ってくれてありがとうございました。違う作品も見てみたいです！！ (2019年9月22日 22時) (レス) id: 298780871c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鳴海 帆南 | 作成日時：2019年6月6日 16時
