20話 ページ20
貴「うわぁ…屋台いっぱいだ…！」
ﾏｻｲ「楽しそうでよかった」
モトキたちも来てるんだけど
シルクが『折角だから2人でまわってきな』って
「おかーさん！」
小さな女の子が大きなわたあめを持って走っている
わたあめ、食べたいな…
お祭りに行くと言ったら橘田先生に食べていいものを書いた紙を貰った
ﾏｻｲ「Aは何か食べる？」
貴「ちょっと待って？」
鞄からその紙を出して確認する
やっぱり…わたあめダメだった
貴「焼きそばと…りんご飴？」
ﾏｻｲ「おっけー！買いに行こう」
綺麗な浴衣を着ている女性は彼氏さんと手を繋いで
その手にはピンク色のわたあめが
どんだけわたあめ食べたいんだろ…
あと少しだし…食べてもいいかな？
なんておかしいよね…
ホントは少しでも長く生きたいのに
ﾏｻｲ「はい、焼きそば」
貴「ありがとう」
屋台のおじさんから2つ
焼きそばを受け取って片方を渡してくれた
椅子に座って湯気が出ているそれを頬張る
何時ぶりだろ
ソースの味が少し塩っぱくて
涙が滲んだ
慌てて拭ってマサイから顔を逸らす
ﾏｻｲ「美味しい？」
貴「うん、すっごく！」
そっか！
なんて自分のことみたいに笑った
ﾝﾀﾞﾎ「見てみてAちゃん！モトキが射的で花火セット取ったからさ！今からやろうよ！」
目を輝かせて言うンダホ
貴「花火…やりたい！」
病院から近いシルクの家でやることになった
ｼﾙｸ「ロウソク持ってくるから待ってろよ〜」
そう言って家に入っていく
ﾓﾄｷ「準備して待ってよ！」
ｼﾙｸ「うぉ！ついたついた！」
勢いよく黄色が飛びだす
ﾓﾄｷ「見てAちゃん！俺のピンク！」
ﾏｻｲ「俺の青には適わねぇ(？)」
なんて訳の分からない言い方をするマサイ
貴「私のは何色だろう？」
緑のような黄色のような
何色？と聞かれたらなんとも言えない色だけど
ﾏｻｲ「綺麗だな」
貴「うん、綺麗」
そう言って笑い合う
この時間のまま止まっちゃえばいい
ﾝﾀﾞﾎ「うわっ！やめろって！」
見るとシルクが花火を持ったままンダホを追いかけていた
お互いにケラケラ笑って
すごく楽しそうだった
ﾏｻｲ「あいつら仲良いよな」
貴「そうだね！」
マサイは本当に
仲間のこと大切に思ってるんだね
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りん(プロフ) - とても感動しました。本当に素敵な作品でした、これからも応援しています！ (2021年7月19日 12時) (
レス) id: 455f01eeaa (このIDを非表示/違反報告)
*のの(プロフ) - みかんさん» 分かりました！わざわざコメントありがとうございます！ (2020年11月9日 22時) (レス) id: 271830f170 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - これも残して欲しいです！ (2020年11月8日 21時) (レス) id: f236b70c3f (このIDを非表示/違反報告)
*のの(プロフ) - @さん» ありがとうございます！違う作品も読んだらぜひコメントください！ (2019年9月23日 9時) (レス) id: 139f9ac550 (このIDを非表示/違反報告)
@ - とても感動しました！！こんな素敵な作品を作ってくれてありがとうございました。違う作品も見てみたいです！！ (2019年9月22日 22時) (レス) id: 298780871c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鳴海 帆南 | 作成日時：2019年6月6日 16時
