STORY 6 ページ10
痛い痛い、と喚く切島の頭を叩きながらチラッと棗の方を見るけれど、棗は一切俺の方を向かない。
なんだか、悔しかった。
俺ばっかり棗の事を気にしているような気がする。
爆豪「イラつく…！！」
そう奥歯をギリギリと擦りながら唸るように言った俺は、切島の赤髪を掴むとおもいきり引っ張った。
切島「抜けるぅぅぅぅーーーッ！！！」
*
午後／の／実技／の／授業。
授業内容は、時間制限有りの一対一のバトル。
それぞれ赤色のハチマキと白色のハチマキが配られ、それを頭に巻き付ける。
教師があみだくじで決めた相手と、10分間のバトルをし、相手の頭に巻き付いているハチマキを奪い取った方が勝ちという簡単なルールだ。
バトルをする部屋は一部屋しかないため、他の生徒達は見学をする事になった。
俺はハチマキを頭に巻き付けず、首に緩っとかけると、壁に寄りかかりながら床に胡座をかいて座った。
今、目の前でバトルを繰り広げているのは赤色のハチマキを頭に巻き付けた上鳴と、白色のハチマキを頭に巻き付けた常闇踏陰。
そ／の／次に、赤色のハチマキをした瀬呂範太と、白色のハチマキをした切島がバトルの準備をしている。
俺は壁に寄りかかりながら、バトルをしている上鳴と常闇を眺めた。
どちらの個性も、なかなか良い筋がある。
それでも俺の個性の方が断然強いし、カッコ良いとは思っているけど。
俺とバトルをするのは、タラコ唇が特徴の砂藤力道。
正直、砂藤がどんな個性の持ち主なのか、どんな技を使ってくるのかは全く知らない。
相手の個性が分からなくても、俺は勝つ自信がある。
誰にも負けねえ。
俺は勝ち続けるんだ。
指の骨をポキポキと鳴らしながらバトルの風景を眺めていれば、「よっこいせ」と隣から声が聞こえる。
チラッと横目で隣を見てみれば、俺の隣に胡座をかいて座ったのは────棗だった。
棗も首に白色のハチマキをぶら下げている。
俺とは違う色のチームの棗。
しかし、俺の対戦相手は棗ではない。
棗の対戦相手が誰かさえも知らない。
何も言わずに俺の隣に座った棗は、「上鳴かっけぇ〜」と言いながらバトルを眺めている。
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星野彼方(プロフ) - 百票目は俺がもらったぁ！ これからも頑張って下さい (2021年3月18日 11時) (
レス) id: e6bb8eb5cf (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 磯野さん» レスが早ええ…。もう…しゅき…。 (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - あ、やべ…直ってた…。(^_^;)…頑張ってください！(言い逃げ) (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
磯野(プロフ) - 雪猫さん» 雪猫様、こんばんは。以前もコメントして頂きましたよね、ありがとうございます！見直した結果、修復致しました！以前に引き続き、文字化け箇所を教えて頂きましてありがとうございます！これからもどうぞ、よろしくお願い致します！ (2018年11月28日 21時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 再びこんばんは！(*´∀`)♪夢主君の性格しゅきィ…。あ、あとまた文字化けが…ページ23,24です！毎度毎度申し訳なくなってしまう…。続きが楽しみです！(*´▽｀*) (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：磯野
| 作成日時：2018年11月19日 22時
