57話 ページ9
空閑「…?」
遊真が疑問を抱いたその瞬間、
首元に、傷が開く。
ﾌﾞｼｭｩｩｩ...!!
空閑「!」
そこから溢れる、大量のトリオン。
その光景に、修と千佳は戦慄する。
米屋「浅いな〜
いきなり首は欲張りすぎたか〜
やっぱ狙うなら足からかな?」
確実に、かわしたはずだった。
空閑「どういうしかけだ…?」
A「…さすが米屋先輩」
これにはさすがのAも、
訝しげな表情を見せる。
ただならぬ状況に、
修は、A級隊員の強さを思い知る。
＿＿＿＿A級の
いくら空閑でも…
三雲「…くそっ!」
彼は携帯を開き、"彼"に繋げる。
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ...
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ...ﾋﾟｯ
『はいはい、もしもし?』
短めのコールで、彼は着信に気づく。
迅『こちら実力派エリート。
どうした? メガネくん』
三雲「迅さん! 助けてください!
A級の部隊が、空閑を…」
迅『うん知ってる。三輪隊だろ?』
三雲「…え⁉」
予想だにしなかった反応に、
修は焦りを露呈する。
迅『知ってるっていうか見えてる』
三雲「え⁉」
迅『今ちょうどバトりだしたとこだな』
三雲「な…それなら…」
迅『大丈夫大丈夫、安心してみてなよ。
三輪隊は、確かに腕の立つ連中だけど、
あいつは、特別だからな』
迅の声音には、確信がこもっていた。
それを聞いて動揺する修の後ろで、
Aは、静かに頷く。
迅『あいつの力量を
一番わかってる人もそこにいる。
ね、Aちゃん』
迅の衝撃の発言に、
修と千佳は焦燥する。
三雲「…A、
お前やっぱり、空閑とははじめから…?」
修の問い詰めに、
Aは少しも表情を変えない。
A「…負けないよ、遊真は」
その目は、あまりに"まっすぐ"で。
全てを見通したかのようなその言葉、
えも言わせぬ自信が、そこにはあった。
…戦闘は間も開けずに進む。
三輪「一発を警戒しろ。
大型近界民をバラバラにした相手だ」
米屋「そんなでかいのくらわないって」
会話の中でも、
彼らは遊真を囲う陣形を崩さない。
米屋の槍が出て、それをかわせば、
かわしたはずの足に傷がつく。
かわした拍子に三輪の銃弾が打たれ、
それを
即座に彼は弧月を振り抜く。
…全てが、計算し尽くされていた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキートリガー
アステロイド
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レアン(プロフ) - ふぐひらめさん» ふぐひらめ様、コメントありがとうございます！返信が遅くなり申し訳ありません…72話、おっしゃる通りでございます笑笑 遊び心で入れた夢主ちゃんの台詞ですが、なかなか反応が頂けなかったもので…お気づき頂けて嬉しいです！今後とも作品をよろしくお願いします🤗 (2021年11月25日 10時) (
レス) id: 11cae37e55 (このIDを非表示/違反報告)
ふぐひらめ - 72話、ミカサのあれですね！ (2021年11月13日 6時) (レス) @page24 id: f76242864c (このIDを非表示/違反報告)
S.T(プロフ) - mocaさん» コメントありがとうございます。お話楽しんでいただいているようでとても嬉しいです！受験生同士なのですね…がんばりましょう(泣) 更新頑張ります！ (2019年2月4日 6時) (レス) id: 4da511044d (このIDを非表示/違反報告)
moca(プロフ) - コメント失礼いたしまーす！原作沿いでとっても面白いです！わたしも受験生です！勉強などなど頑張りましょう笑 更新、楽しみに待ってます！(￣^￣)ゞ (2019年2月4日 1時) (レス) id: 215b785d86 (このIDを非表示/違反報告)
S.T(プロフ) - もち米さん» 閲覧ありがとうございます!面白い…とても感激です!この作品の更新ですが、現在連載中の作品が一段落つきましたら、更新させていただきます!(銀魂の小説です)暇つぶしにでも、読んでやってください。http://uranai.nosv.org/u.php/novel/wanwan02166/ (2016年5月11日 21時) (レス) id: 9e2cdc3023 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レアン | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/Rean_2015July1
作成日時：2015年8月31日 21時
