【ワールドトリガー】玉狛支部所属、弓士やってます。 2

93話 ページ45

小南「…わかったわ、

やればいいんでしょ。でもそのかわり…」



彼女は1人を引き寄せた。



小南「こいつはあたしがもらうから」



三雲「…!?」



その1人とは、遊真。



小南「見た感じ、

あんたがいちばん強いんでしょ。

あたし弱いやつはキライなの」



空閑「ほほう、お目が高い」



彼はニヤリと笑う。



宇佐美「じゃあ

千佳ちゃんはレイジさんだね。



3人の中で狙撃手の経験あるの

レイジさんだけだから」



雨取「よ、よろしくお願いします…」



木崎「よろしく」



烏丸「…となると俺は必然的に…」



三雲「…よろしくお願いします」



迅「よーし、それじゃあ。

3人とも師匠の指導をよく聞いて

3週間しっかり腕を磨くように!」



A「…がんば」



宇佐美「そういえば」



激励する迅とA。

その様子に宇佐美が尋ねる。



宇佐美「迅さんはコーチやらないの?」



迅「ん? おれ?



おれは今回は抜けさせてもらうよ。

いろいろやることがあるからな」



ビシッと敬礼する彼。



宇佐美「Aちゃんも?」



A「教えるの苦手」



＿＿＿＿こうして、修たち3人は

それぞれのスタートを切ることになる。



＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
＿＿



一旦休憩をはさんで指導をすることになり、

彼等は一度それぞれの部屋に戻る。



よいしょ、と。



見るからに重そうなリュックを背負い

階段を昇る彼女に、修は問いかける。



三雲「A、そんな荷物持って

どこに行ってたんだ?」



A「補習」



三雲「補習!? 補習って…

おまえ、そんなに成績悪かったのか…?」



A「…失礼な。

1ヶ月も休んだら補習にもなる」



三雲「あ、そっか…ごめん」



A「…ふっ……」



怪訝そうにしたと思ったら今度は

突然笑い出した彼女に、

修はオロオロとする。



A「全然気にしてない、大丈夫。

何も謝ることないのに。



修、面白いね」



彼女はへらりと笑う。



A「烏丸先輩、器用だから

指導わかりやすいと思う」



彼女は修に向き合った。



A「修は、アステロイド使うんだ」



三雲「あ、うん…まだ色々悩んでるけど」



A「…射手トリガーは、

トリオンの消費が早い。

複雑な技術も必要」



彼女は続ける。



A「必要なら私も教える。

本業だから、射手」



下手だけど、とはにかむ彼女が、

彼にはとても心強く感じた。

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキートリガー

アステロイド

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