【ワールドトリガー】玉狛支部所属、弓士やってます。 2

61話 ページ13

迅「やめとけ、つまんないことになるぞ。

おれのサイドエフェクトがそう言ってる」



あっけらかんとした表情で、彼はそう言う。

それを見た三輪は、顔をしかめた。



三輪「……あんたは

この間も邪魔をしてくれたな。



なるほど、三雲と共犯(グル)ってわけか」



迅「ちがうよ。

メガネくんを庇ってるわけじゃない」



彼は、飄々としたその表情のまま告げる。



迅「おれはただ単に、

お前らを心配してるのさ」



＿＿
＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿



…そして、時は戻る。



空閑「さて。

じゃあ、話し合いしようか」



歯を食いしばり、

悔しさを露わにする三輪の頭上から、



そんな言葉が聞こえた。



三輪もまた見上げながら思う。



＿＿＿＿こいつは…こいつのトリガーは…



こちらの攻撃をコピーして、

何倍もの威力で打ち返してきた…!



「他者の攻撃を学習するトリガー」…‼



そんな反則みたいなトリガーが

"あり"なのか⁉



そして、その逆転劇を目の当たりにした修も

感嘆に目を見開く。



＿＿＿＿強い…! 一発で逆転した…!



三雲「やっぱり迅さんの…」



「おれの言ったとおりだったろ?」



その声に、修は背後を振り返る。



三雲「迅さん!」



迅「どもども」



そこには迅とともに、

レプリカと、隊服姿の青年が2人いる。



迅「ビルの屋上で、

レプリカ先生とばったり会っちゃってさ。



せっかくだから来てみた」



A「その言い草…



遊真になにかあったら

どうするつもりだったわけ」



ジトッとした目を向けるAに目を向け、

迅は愉快そうに笑って告げる。



迅「おれのサイドエフェクトが

そう言ってたから、

おれはそれに従っただけだ。



それにこの結果は

Aちゃんにも見えてた。



そうでしょ?」



A「あきれるくらい自信家」



悪態をつきながらも、

彼女のその顔には、笑みが溢れている。



迅「おっ、なんかかわいい子がいるな。

はじめまして」



雨取「えっ、は、はじめまして」



次に目を向けられた千佳は、

おどおどと返事をする。



迅「遊真たちはあっちか?」



次々と忙しく辺りを見回す迅。



Aはというと、

彼の背後の2人に声をかけようとしていた。



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〜謹賀新年〜

あけましておめでとうございます



今年の年明けは、

こちらの作品で迎えることになりました。



他作品ともども、

今年もよろしくお願いします(｀・ω・´)ゝ

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