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傷ついて ページ25

そうやって毎日を過ごしていた一月も終わりを迎えたある日、あの看護師さんから連絡がきた。



どうやら、君の病室を片していたら何か見つかったようで。

駆けつけると、渡されたのはまるで誰にも開けて欲しくないように綺麗に糊で封をされた白い封筒だった。

裏返すと、右端に小さく「To.ジニョン」と書いてある。あの、懐かしいかわいい字で。


「これ、枕の下にあったんです。

…多分、誰にも見つかりたくなかったものかと。

ジニョンさんにだけ読んで欲しかったものだと思います」


そう、告げた看護師さんにお礼を告げる。彼女は微笑んだ。


病院をあとにして、あの橋でポケットの闇の中に入れていた封筒を取り出す。ひっくり返したり逆さにしたりして一通り眺めた後、切れないように丁寧に慎重に封を開けた。

中には、3枚ほどの、横に罫線が入っている白い紙が入っていた。

そこには、封筒の右端に書かれていたものと同じものがずらりと列を並べている。


1回青空を見上げて深呼吸をしてから、それに目を通した。

これで終わるんだって→←すぐ終わるからって



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gumi - 真実さん» そういうことを言って頂けて本当に嬉しいです。最近占ツクには全然来れていなくて、久しぶりにここを見に来たのですが嬉しいコメントが来ていてとても心が暖かくなりました。他のも読んでくださったのですか!?ありがとうございます! (2018年11月11日 21時) (レス) id: 574c7b7109 (このIDを非表示/違反報告)
真実(プロフ) - ただただ感動しました。こんなに人を泣かされる作品を作れる方は本当にすごいです。他の作品も少し読ませていただいたのですが、全部良くて、また読み返したいなと思います。 (2018年10月16日 22時) (レス) id: 77640d9d62 (このIDを非表示/違反報告)
gumi - パジさん» 返信遅くなって申し訳ありません!わー!ありがとうございます!文を書くのは好きなのですが得意な訳では無いので、伝えたいことがきちんと伝わるか心配だったのですが…(><) そんなにたくさんのことを感じていただけたなんて私は幸せものです!ありがとうございます^^ (2018年7月2日 3時) (レス) id: 574c7b7109 (このIDを非表示/違反報告)
パジ - はじめまして!全部読みました!結構速い段階から泣きっぱなしでした…なのに読み終わった後は何だか笑顔になれて、私もいつか素敵な人に合えるのかなとか、もっと家族や友達を大切にしようと思えるような、素敵なお話だと思いました。 (2018年6月26日 23時) (レス) id: 85af0eaaac (このIDを非表示/違反報告)
gumi - KooKさん» わー!すごい嬉しいです!!全部読んでくださったのですか!?ありがとうございます!! (2018年4月28日 23時) (レス) id: 574c7b7109 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:gumi | 作成日時:2018年2月9日 16時

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