6. それだいたいなんかあるやつやん ページ7
「ほんじゃあ次は実技テスト。準備ができたら先に進みや」
え無理ですもう今ので全力尽くしたって……とか言ってられんのよなそれが現実。
相棒のボールを持つ手が震えてるんに気付いたのか勝手に出てきたレイ。
大丈夫、頑張ろうって言ってくれてる気がしてちょっと自信が出た。
よし行こうと決めて進んだら後ろからチリちゃんが。
えっ待って聞いてないねんけどこれ戦うやつ???なんで教えてくれんかったんチカ、、
「四天王の露払いはこのチリちゃん!うんと可愛がったるから…せいぜいきばりやぁ!」
『ふー…流石にチリちゃんなら負けてもいいとか思ってたけど訂正、この勝負は私が絶対勝つわ』
– – – – – 四天王+オモダカ戦カットします すみません – – – – –
「おめでとさん」
トップチャンピオンにも勝って今度こそチャンピオンになった私。
ポピーちゃんにもおねーちゃんさすがですのー!のお言葉をもらった。かわいい。
それじゃあ、と帰ろうとするとチリちゃんが送ってくれるとのこと。
「ていうかAバトルの時一瞬余裕なかったやろ」
急に言われてへぇあ?!って変な声出た。チリちゃんはそんなのも気にしてないかのようにアドバイスを続ける。
「とりあえず!深呼吸して落ち着いて、Aらしく伸び伸びとバトルするんが一番やで。」
って言ってぽん、と頭に何かが乗った。
『えっっっっ??????』
思わずその衝撃にびっくりするほどびっくりした声が出たので思わず手で口を抑えたけど、、
チリちゃんはそんなこともお見通しかのように笑ってる。
てかそんなことより!!
今チリちゃん頭に手ぇ乗っけたよな、乗っけたよな!?!!?
「ほんまおもろいなあ、Aは」
『おもろいとかやなくてまじでそういうの良くないよ??知ってる???』
「まあまあ、そういうとこも嫌いじゃないで」
『だからそれ言ったらあかんってば』
なんとか受け答えできました危なかったぁ!!!!
いやだって嫌いじゃない=好きってことやろ????マジで思わせぶりにも程あるって…
「ーーーーーー。」
『え?なんか言った?聞こえんかった、』
「んーん、チリちゃんの独り言。なんもないで」
それだいたいなんかあるやつやんって言いながらリーグ出口に着いて、チリちゃんが優しく笑う。
「ほなまたな」
チリちゃんのサラストロングが風に揺れる。どんだけ惚れさせにくるんこの人。
7. いやもういつでも空いてます→←5. その笑顔はずるいって
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こころ(プロフ) - 初コメ失礼します!つい最近チリちゃんに沼った人です!チリちゃんに沼った人からするとこの小説は需要しかありません…更新楽しみにしております! (1月6日 21時) (レス) id: 19e2b6cddc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんどう | 作成日時:2023年11月25日 17時